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ギャラリー3年目の終わりに記しておきたいこと

ギャラリー3年目が無事終わりました。
内外の展覧会企画に積極的に参加した2023年でしたが、数えてみると「37」もの数に及んでました。

軽井沢スペースでの企画が単純にプラスで増えたことに加えて、外部の企画に多数お声がけいただくことで取組の企画数が増えました。皆さまのご支援に改めて感謝申し上げます。

年末年始は那須佐和子さんの展示をウィンドウで展開中(〜2024.1.7)。※ギャラリーへの入場は出来ません。

ギャラリーの代表というよりも、中小企業の経営者という自覚の方がまず先に来るのは、先輩ギャラリストの「ギャラリーは続けて当たり前」という言葉をもらってから意識を強くしていることです。
また、美術業界の中にいるというよりも、社会全体の中の1企業でありたいという意識を常に持っておりますので、企業経営者として成長していきたいと考えて日々の仕事に取り組んでいます。

私たちのギャラリーは「biscuit gallery」という名称で運営しておりますが、法人としては「株式会社biscuit」として登記しています。
顧問税理士と毎月の経理を処理しながら、会社経営を勉強しております。
初年度は分からない事だらけで、失敗も色々と経験しましたが、3年経過するとなんとなく視界が開けてきたように感じます。
経営に関しては、色んな書籍を読みましたが、最も実業に役立ったのがYouTubeの動画でした。色んなコンテンツが揃っているので、各方面のプロがアドバイスしてくれます。

今年は下半期からマーケット全体の盛り上がりが少し陰りを見せていて、他のギャラリストとの情報交換でも、景気の良い話がなかなかありませんでした。特に、秋以降に開催された韓国や台湾の大型アートフェアでも、上手くセールス出来なかった状況を実際に見ておりました。
ギャラリービジネスの参入障壁は低いものの、運営していく経営管理はとても難しいと実感しております。国税庁の数字によると、会社が10年続く確率は6.3%程度、つまり16社のうち1社しか生き残れないようです。

さて、そんなbiscuit galleryの4年目はさらに元気よく進んで参ります。良いお話しも色々頂いており、これまでとは違った切り口の取組も予定しております。また、年明けから情報告知をド、ド、ドン!と行って参りますので是非ご注目ください。

SNS等での情報発信も来年は少しずつ進めていきたいと思ってます。
来年も良い年にしていきたいと思います。皆様も良いお年をお迎えください。

小林真比古(コバヤシマヒロ

biscuit gallery

biscuit gallery karuizawa


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