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「怪異と乙女と神隠し」2024年春アニメ感想23

怪異と乙女と神隠し
は、ぬじまさん原作の漫画です。「やわらかスピリッツ」(小学館)にて、2019年から連載中。

怪異、ホラーもの。
かなりクセのある作風です!
結構性的描写あり。


〜あらすじ〜

閑古鳥が鳴くみどり書店で、今日も仕事と不毛な無駄話に勤しむ菫子(すみれこ)と化野(あだしの)
そこへ現れた店長は、明日が誕生日の菫子に“逆万引きの本”を渡す。
いつ、誰が置いていったのか分からない、出所不明な不気味な本。 深夜0時を過ぎ、28歳になった菫子はふと、その本を読んでしまうのだが……。

怪異と乙女と神隠し アニメ公式サイトより

気になるポイント


・化野蓮(あだしのれん)

菫子の働いてる先の本屋の同僚の男の子。
学生のように見えるけど、どうやら熟女が好きな様子。もしかしたら成人してるかも。キービジュ見た時妖怪か何かだと思った。

怪異のことを探してる様子で、怪異に遭遇しても冷静に対応できる。

年齢の離れた菫子とのやりとりがコミカルで、
ギャグ要素になってますね。

・緒川菫子(おがわすみれこ)

15歳の時、賞をとり、小説家デビューしたが、それ以来書けず、くすぶっていた菫子。
呪書の効果で若返り、昔のようにアイデアが湧いてきて一時的に小説が書けるようになった。

自分には才能がなかった。
若くないとみんな読んでくれない!

という叫びが辛い。

若いのに「すごいね」、「上手だね」、という半分若さで評価されることってあると思いますが
創作物は年齢とは関係なく、作品だけを評価されたほうが、作家をつぶさないで済むよなあ。
年齢関係なく、0から生み出せる時点ですごいのだよ!と個人的には思います。


・怪異を提出する受付

最後に化野が呪書を提出する場所。
怪異と切符を交換してくれるようです。

闇の奥から老婆の声だけが聞こえるのですが
なんか聞いたことある声だなと思ったら
野沢雅子さん(ドラゴンボールの悟空の声優さん)でした。
雰囲気出すぎててビビりました。

好きなポイント

・怪異の話

今回は唱えるだけで若返ったり老いたりする呪いの書物の話。
もちろん代償はある。

世にも奇妙な物語、週間ストーリーランド、アウターゾーンみたいな不思議な話は好きなので
怪異のエピソードは面白かった。

全体の感想


クセが強い…!(性的な意味で)

ホラーのようなんですが、怖いというより不思議で不気味。
男性向け、結構な頻度で性的表現(しかも特殊)があるので、人を選ぶ作品だと思います。
絵が綺麗な分、不気味なシーンが際立ってます。

1つ、勿体無いなと思う視聴の妨げになるかもしれない菫子の胸のデカさ。
ウェストまでいっちゃってるのが気になる。
逆にこれが良いって人もいるかもだけど、人を選ぶと思います。
おまけにアニメは盗撮みたいなカメラワークがあるし、フルカラーなので余計表現が生々しい。
しかし漫画のほうは無修正なので、アニメよりえろいという…。


アニメでは原作漫画を少し改変されて作られてまして
1話の冒頭は構成変更があるのと、漫画の方が菫子の心理描写も深く、描写されてます。
アニメだとどうしてもホラー演出する都合上尺長めにしないといけないので、シーンもセリフもかなりカットされて改変されているようです。
ちょっと勿体無い。

15の時に賞をとって評価されて、年いくつ?と聞かれ、
20を過ぎて小説が評価されず、年いくつ?
と聞かれるシーンが漫画版にはあります。
業界歴長いのに進歩が無いね、という編集者の圧力が辛い…


と、いろいろ癖があって引っかかるところはあるのですが、

化野と菫子の関係性、化野が怪異と切符を交換して何をしようとしてるのか、は気になるところなので
ミステリーが好きって方も怖いもの見たさで試しに触れて見ると良いかも?

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