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アークナイツ世界(テラ)が平面である可能性について


はじめに


 皆さんは地球平面説についてどれほどのことを知っていますか?
 私自身は、地球は球体であると思われているが実際には平面である、ということを主張する言説──程度の認識しかありませんでした。

 あるとき、twitterで地球平面説(フラットアース論)を主張する方のツイートを見ていると、興味深い情報が多く書かれていました。
 そのツイート内容で特に興味をそそられたのが、「イーロン・マスクが発射したロケット(スペースX)が失敗したのはNASAのルールを破ったから」というものでした。

 これはどういうことだ?と不思議に思い、他のツイートを読んでいくと、
 地上から発射されるロケットは天蓋にぶつかるので失敗する
 NASAやJAXAのロケットは天蓋にぶつからないように弧を描いて飛ぶ
 
というような、空は“天蓋”に覆われていて政府やNASAはそれを隠しているのだ、という内容のツイートが散見されました。(ロケットが弧を描いて飛ぶように見えるのは地球が自転しているのが原因なのかな?と私は思うのですが)

 このときから私は地球平面説というものに対して多少なりとも理解が深まったのですが
 地球平面説を唱える人にとって
 空はドーム状の天蓋に覆われていて見えている空や星々は偽物である
 これは常識のことであるらしいのです。私はこのとき初めてこれを知りました。

 ところで、この文章を読んでいるドクターには思い当たることがあるでしょう。

 スマートフォン向け本格戦略タワーディフェンスゲーム“アークナイツ”
 そのなかでも激オモロイベントサイドストーリーと名高い「孤星」にて明らかになったテラの真実のことを!

 この記事ではアークナイツの世界(テラ)は球体の惑星ではなく、平面の世界なのではないか?という可能性について指摘をしていきたいと思います。

 いわゆる考察のようなことをしていきますが、「この天蓋って……弧星のやつじゃん!」程度のテンションで始めたものなので、あくまでそういう可能性もあるんじゃない?くらいの気持ちで読んでいただけると幸いです。

 また、アークナイツは好きなゲームではありますが、テキストが膨大なので読めていないシナリオなどが多数あります。
 これから挙げるテラ平面説の根拠の反証がすでにゲーム内で示されている場合もあるかと思いますが、そういった場合はコメントで指摘してもらえると助かります。



根拠1 天蓋の存在

 冒頭に書いたことの繰り返しになりますが、地球平面説の天蓋とテラの阻隔層にはいくつか共通点があります。

 地球平面説を支持する人々(個人?)の天蓋の解釈としては、
・この世界はドーム状のスクリーンのようなものに覆われていて、太陽などの星々はそこに映し出された偽物である。
・天蓋の外側は未知の空間である。(ここの主張は個人によってまちまち)
 この二点は大まかに一致する見解のようです。


 テラを覆う阻隔層も偽物の空を映し出していたことが「孤星」で明らかになりました。
 
 偽物の空というか阻隔層のせいで外から入ってくる光が歪んでいたのかもしれません。

阻隔層の外側は普通の宇宙のようです

 テラの世界には阻隔層がある!そして地球平面説にもよく似た天蓋の概念がある!だからテラの世界は平面なんだ!

 これだけでは根拠に乏しいと思います。

 ここで思い出していただきたいのがサーミの北方、極北の未知のエリアです。

未知のエリア!

 テラが平面だとすると、この“北の果て”という言葉が重要な意味を持ってくるのです。

 テラが平面なら、地の果てには大地と阻隔層が接している場所があるのでは?

北には何がある?


扉?

 ここでもう一度この地球平面説の画像を見ていただきたい

この画像がエンドフィールドの元ネタなんじゃ?と疑ってる

 お分かりいただけただろうか?

 テラが平面ならば陸路で阻隔層まで行くことができる。そしてそこから“外”に出ることができるのではないだろうか?

  エンドフィールドのPVでも言及されている“最北にある転送ゲート”というものはおそらく「保存者」が言う“扉”と同じものだろう。

 ゲームプレイヤーとしては何もないところにポツンとある転送ゲートをくぐるより、世界を包む阻隔層を突き破ってエンドフィールドの世界に行くほうがカタルシスがあって気持ちがいい。

 そんなわけで、テラが平面だとゲーム体験として都合がいいのだ。

 これがテラ平面説の根拠1である。


根拠2 平面の地図しかでてこない

公式youtubeチャンネルに投稿されているやつ

 アークナイツは基本的に地図が出てこない。
 テラの世界地図を見ることが出来るのは、「Discovered Terra」シリーズのみである。(多分)

 この動画シリーズには、平面の地図しか出てこない。

 我々が普段目にしている世界地図はメルカトル図法の地図であり、球体の地球を平面に表したものです。
 メルカトル図法の地図には様々なメリットがありますが、距離や面積は正確に表すことが出来ません。
 正確に情報を伝えるなら地球儀の形が一番良いのですが、なぜかテラの全容が球体で表されることはありません。

 邪推ですが、この平面の地図こそが正しいテラの地図ということがあり得るのではないでしょうか?

最も引いたときの地図のスクショ
これを見るとなんか球体になってそうな感じもする…

根拠3 アークナイツはけっこう社会風刺とかやるタイプ

 アークナイツは現実の社会問題をモチーフとしてシナリオに組み込んでいるところが多々見受けられます。
 サルカズとカズデルまわりの設定は完全にユダヤ人とイスラエルが元ネタになっているでしょうし(おそらく)
 アークナイツがサービス終了するときはセールス的な問題ではなくて、政治的なところで終わるんじゃないかとヒヤヒヤしているほどです。

 そんななか、地球平面説は陰謀論としては最もメジャーなもののひとつです。
 社会風刺とかけっこうやるタイプのアークナイツがこれを採用する可能性はけっこうあると思います。


おわりに

 いかがでしたか?
 この記事は私が地球平面説と天蓋の存在はセットだということを知ったときに、「あれ?阻隔層の設定と似てね?じゃあテラも平面なのでは?」というだけで書くに至った根拠の乏しいものです。

 ただ、ネットで検索してもそのことを指摘している人がまったく見つからなかったので、これではイカン、検索してみればすぐに先駆者が見つかる豊穣なインターネットの文化を守らなくては、という感情に突き動かされて記事を書きました。

 アークナイツ・テラ平面説に関して、私は先駆者とは言えないでしょう。
 だけど、できれば私は……「始まり」になりたい。

 クリステン・ライトの言葉を借りてうまいことまとまった所でこのアークナイツ考察記事を締めたいと思います。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


まったくウケなかったコラ画像

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