懸垂おじいさん、再び。
ある公園で懸垂たくさんして、さぁ帰ろうと愛機のドラシアンくんに跨り帰路につこうと振り返ると、いつかの金言おじいさんがいました。
お久しぶりです。
そうして寒空の中、1時間ほどの会話をしました。
その間ちょいちょい準備運動のようなものをしていました。
…
……
今日はどんなお話を聞かせてくれるのかと期待していました。
僕の勤める会社の話にはじまり、ドンゴロスやらガダルカナル島の戦い、就職氷河期の話など聞かせてもらいました。
人生ってのは、生きてるうちは右に行ってるか左に行ってるかなんて分からへんわけや。
ある程度生きて後ろ振り返って初めて分かるわけやな。
ちょうど美空ひばりの「川の流れのように」っていう歌あるやろ。あれと一緒や。
…
……
ここでいう右と左は政治や思想の話ではありません。
今を生きるうちは自分がどういう風に生きてるかを理解し得ないけど、その今が過去となったときに、客観的に評価できるってことだと思いますよ。
ちなみに僕、美空ひばりのその歌、サビしか聞いたことなかったのであまりピンと来ませんでしたね。
…
……
そのおじいさんの息子さんは就職氷河期を生きた人らしく、(あとなんか手に職つけたようなこといってたな)
企業には、とりあえず名前だけ書いてくれと、そしたら採るからと、そうして内定取ったらやな、色んなところ連れ回されんねん。
他の企業受けさせへんためやな。
…
……
なるほど。
状況こそ当時と違うかもしれませんが、今でも青田買いとかいって早期インターンで優秀な人材を確保するとかありましたね。
まぁ僕はガクチカもなければコミュ力もチンカスなので、
セルフ就職氷河期でしたがね(激寒)
その後は前回聞いた話が続きました。それだけ僕に伝えたい言葉なのでしょう。
「奥手は損する」
たとえば、1年生の頃に跳び箱2段飛べりゃはなまるだとして、みんな飛べるのに自分だけ飛べなきゃ遅れていく。
2年生の頃にはみんな4段飛んでるのに自分はみんなが1年前に飛んだ2段に挑んでいる。
そうして挑戦、経験の差が開いていく。
何事も早く始めることが大事だ、と。
…
……
1年生で跳び箱8段跳べるようになれば万々歳ってわけですか。
次いつ会えるか分かりませんけど、また話したいですね。
それにしても80越えてるのに懸垂20回もできるのすげぇな。
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