エール

「社会人頑張ろう。」

多くの仲間と交わし合った餞の言葉だ。

聞き飽きるほどに。

でも、

同じ言葉でも、好きな子から送られたその言葉、その声援だけは呪いのように僕の心に刻まれている。

「お互い」頑張ろうねって言われた。

今も遠く離れた場所であの子は頑張っている。

なら僕も頑張らなきゃ。

あの子のエールに応えるんだ。

お互い頑張っていたい。

未練タラタラだけと、
それが今を生きていく気力になっている。

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