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息子の受験(長男編)

 今年、私の愛する怪獣(息子)たちは
・中学校卒業
・小学校卒業
・保育園卒園
     を迎えます。時の過ぎるのは早いもの。
子どもの成長は、本当に早いですね。

 ガンになって間もなく10年。当時、長男は4歳。次男は1歳。三男は、まだ生まれてきてくれていません。
「子供たちの卒業式は見られないのかな。。。。」と悲嘆に暮れていた自分が、懐かしい(笑)


 さて、今日はそんな長男の話。

 長男は、自閉症スペクトラムです。日常のコミュニケーションは全く問題なし。自分の身の回りのことも、自分でできます。

 ただ、
・勉強面
・運動面(指先の器用さや筆圧など)
  が、苦手。できないことはないですが、時間がかかります。

さらに、私の表現力が乏しいのも否めないのですが、
・言葉で言ったことを体現する
  のも、難しい。

 例えば、「(ペットボトルのキャップを外すときに)しっかり握って、ギュって力を入れてやってごらん」と伝えます。

これがなかなか、難しい。イメージできないのか?はたまた力を入れるということが分からないのか?遊んでいるときなどに、結構、良い力を感じるので、決して力がないことはないと思うのですが。

 実際、小中学校で毎年実施されていた体力測定でも、
・握力:7㎏
   くらいです。ここは、ずっと試行錯誤中。どなたか、良いアイディアがあればぜひ、教えてください。


一方で、素晴らしい能力もあります。それが、
・興味があることは、一度聞いたら忘れない
   です。

 これは本当に尊敬しているのですが、私が曖昧な思い出を話すと、
息子が明確にフォローしてくれるので、記憶が色褪せることなく、
昨日のことのように思い出せます。

 この能力。本当に、羨ましい(笑)


さて、そんな愛する息子。息子には、小学校くらい?もっと前?から、明確な夢があります。

それは、「イルカのトレーナーになる」です。

 息子はイルカが大好きです。水族館には保育園の頃から月に数回、行っているのですが、中学3年生になった今でも、月に1回は行っています。

 実際、息子の心身のバランスが崩れてきたかな?ちょっと疲れているかな?と思った時に、イルカを見ると、本当に嬉しそうな顔をします。

 リラックスしているのがよく分かります。

そんな息子が、いよいよ進路を考える年齢になってきました。


 当初、私は(といっても、メインは妻ですが)、
・高等特別支援学校
  の一択だろうなと考え、中学校1年生の時期から、地元の高等特別支援学校の見学に行っていました。
・少人数
・ある程度、レベルにあった教育
・職業訓練
・就職
   など、本当に充実しているなぁと感じたものです。

ただ、倍率がとっても高いのです。一桁の募集人数に対して、見学者さんは毎回100人超え。下手な高校よりはるかに難しい。

 また、私が分かっていなかったのですが、しっかりと考えていらっしゃる親御さんは、小学校・あるいは中学校入学時に、すでに特別支援学校を選んでいらっしゃる。その方たちは当然、エスカレーター式に高校に進学できる。結果、高校から特別支援学校に入学を目指す生徒たちにとっては、さらに「狭き門」になる。

 これは本当に驚きましたし、知らなかった自分を責めました。息子に「出遅れた!申し訳ないことをしてしまった」と。

続きは、また明日。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

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