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卒園式(三男)

 2024年3月26日。三男の卒園式。

今月3月は、保育園・小学校・中学校の卒業。

来月4月は、小学校・中学校・高校の入学。

うーん。充実しまくり(笑)


 三男の通っていた保育園は、お寺の中にある保育園。

なので、一般的な保育園とは、ちょっと違う(と思う)。

 例えば、卒園式で「仏の子」を歌う。

式は、保育園内のホールではなく、お寺の本堂。

式の最中は(短いとはいえ)正座。

厳かな雰囲気の中で、執り行われるのだ。


 保育園に通っていた期間で、三男は30㎝以上も身長が伸びた。

子どもの心身の成長は、本当に目覚ましい。


 三男は、私もうらやむほど「すぐやる」タイプ。


 些細なことでも、ちょっとしたお出かけでも、

言ったそばから「じゃあ行こう!(やろう!)」といった具合。

熟考するタイプの私からすると、本当に羨ましい。


 そんな三男の卒園。

次男と6歳差ということもあり、可愛くて仕方がない。

さらに、自他ともに認める「3兄弟の中で、一番バートンに

似ている」ということもあり、余計にカワイイ💜


 式の最中。

・名前を呼ばれて元気に返事ができたとき

・証書を受け取り、「1年生になったらサッカーやりたいです!」と

発表していた時

・約1時間。姿勢を崩さずずっと正座をしていた背中を見たとき

自然と、涙が出てきました。「成長したなぁ」と。



 次男と三男には「吃音」の症状があるのですが、

三男は、片道1時間の通院(言語訓練)の甲斐あり、

随分と緩和されました。そういった成長も嬉しい。


 何より、がんサバイバーである私が、

こうして卒園式に参加できたこと。

これが一番、感慨深い。



 結婚当初から、妻とは「子どもは3人欲しいね」と

話していました。


 妻は、3人兄弟。

私は、妹と2人なのですが、実は、私と妹の間にもう1人。

兄妹がいたようなのです。


 と言っても、死産になってしまったのだそう。

なので、会うことは叶わなかった。


 そんな話を私の母から聞いたとき、「子どもは3人」。

と、考えていました。


 ところが、約10年前に私が根治不可のガンに。

3人目をどうするかは、本当に悩みました。

・もし、私が死んでしまったら?

と、不安が拭えません。


 ずっと考え続けて、ガンになって5年経ったとき。

「やっぱり、欲しいね。」と願って。

そんな私たちの想いを叶えて、選んできてくれた三男。

愛おしくて仕方がない。


 これから先。

いろーんな体験をしてほしい。

「楽しいな!楽しいな!」って思いをいっぱいして欲しい。


 そして、満面の笑顔を、私に見せて欲しい。

子どもたちの、家族の笑顔が、がんサバイバーの私にとっては

最善・最高・最良の「治療薬」です。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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