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忘れるからこそ

 GWが始まりました。

ゆったりをコーヒーを飲める幸せを、

朝から感じています。


 さて、ここでみなさんに質問です。

2日前。何をしましたか?


パッと、思い出せましたか?

私は、ちょっと考えて、思い出せました。


 人は忘れる生き物です。

・忘却の彼方へ〜

というと、なんだかセンチメンタルな?

感じがしますが、忘れただけです(笑)



 さて、この「忘れる」こと。

良いイメージありますか?


例えば、

・忘れ物をした

・予約を忘れた

・約束を忘れた

・大事な思い出を忘れた


どうでしょう?良いイメージでしょうか?


 ちょっと、イマイチなイメージですよね...

ただ、私にとっては、必ずしも悪いだけでは

ありません。


というのも、

・手術後の痛みを忘れた

・抗がん剤治療の副作用を忘れた

・再発のショックを忘れた

など、忘れて良かったことが、

結構多いのです。


 また、これは私の感覚ですが、

・忘れるから、新しいことを

覚えられる

と考えています。


 もちろん、

・覚えておきたい大切なこと

なのに忘れる

・忘れたいイヤなこと

だけど、覚えている。

 など、自分の意思に関係なく、

覚えている/忘れることは

あります。


 ただ、それも「人間らしさ」

なんだろうなって。



 何もかも、自分の思い通りに

物事が進んだら、それはそれで、

最高だと思います。


 一方で、「先が見えている人生」

は、果たして本当の意味で

「楽しい」のでしょうか?


 私は、そうは思いません。


 根治不可のガンになって、

もうすぐ10年。


 毎日が、本当に楽しいです。

生きているって、本当に最高!

そう思います。


ある書籍で、こんな説明が。

忘れることの大きなメリットとは、

記憶を忘却することが、

非常に精度の高い

「スパムフィルター」としての

機能を果たす


 このスパムフィルターの

機能のおかげで、余計な情報を

忘れて脳は大事なことに集中し、

求めている情報を

思い浮かべることができる

のだそうです。


こう考えると、忘れことは、

大事なことだと思えますよね。


 何かを考えた矢先に忘れる。


こんな毎日も、私には最高。


こんな風に思えた、連休前半です。


最後まで読んでいただき、

 本当にありがとうございました。

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