さっそくタイトルで打ち間違えてしまったクリオネの選ぶ好きな小説を順不同で紹介するよ！みんなも「この人はどんな作品が好きなんだろう」とか考えたことあると思うし「こんな作品に影響お受けてるんじゃないか」などなど想いを巡らせることもあると思う。そこでわたしのでよければここで紹介したい！ネタバレなしだよ！フライングがとまらない！

　高校生の頃ね、文庫で風の歌を聴けを読んだのさ。高校生の頃によく本を読んでた。その中の一冊がこの本だったの。
　続きの作品があるとのことなので続けて1973年のピンボールも読んだ。
　まだ続きがあった。羊をめぐる冒険を読んだ。どこか古い映画館のスクリーンのように映った二作品と比べてものすごく鮮やか。なのに主人公は白かったり黒かったりを行ったり来たりする。不思議な気分でした。紙に印刷された文字から浮かび上がる色の豊かさ。それを物語が飲み込んでいく。作中の風景の中にわたしが取り残されていく。
　続いてダンス・ダンス・ダンスです。これは今でもわたしの中にずっとある作品。どんな状況でもわたしは踊り続ける。
　ノルウェイの森はダンス・ダンス・ダンスとついとなっているというか同じ場所にあって違う場所を見た作品なのだと思っています。ダンス・ダンス・ダンスがThe Beach BoysのBrian Willsonで、ノルウェイの森はThe BeatlesのJohn Lennon。このダンス・ダンス・ダンスとノルウェイの森は人によってはかなり精神的にくると思うし、それはずっと脳に残り続ける。何度も向き合うことはできない作品とも言えるかも。でも、そこにある景色、もしくはそこにかつてあった景色を思い出すときにわたしは風の歌を聴けを読み返す。そして何度も思うのです。この作品を読むことができて本当によっかったなあって。

　若かりし頃、実家はあまりクーラーを入れてくれなかった。もちろん今はガンガン入れてるけれど、わたしが若かった頃は滅多に入れてくれなかった。わたしの部屋にはクーラーはなかった。あるのはリビングと両親の部屋だけで、千葉の夏の暑さを凌ぐには和室の畳の上が一番でした。ゴロゴロと転がりながら畳の冷たい所を探してね、自分の熱で温まって気tsらまた次の場所を探す。こころを読みながら、それこそ何度も夏休みの間に読んで、夏にこの作品を読んでよかったなあって。夏休みの推薦図書みたいなのによくあがってるよね。グッジョブ

　働き出してから移民である期間がずいぶんあったので色々感じるところのある作品。移民なのか、何世か、strangerなのか。生まれた場所以外で生きることが特別大変なことかと言われれば人によりますとしか言えないけれどさ、なかなか大変なこともあるだろうし、金銭的にそれなりに暮らそうと思えば現地の人よりずっと輝かないと人並みの生活を得られないような環境ではあると思う。
　移民でもルーツの同じか近い国から移った人と全くの違う文化圏から移るのでもずいぶん違う。今となっては楽しい思い出ね。
　わたしにとって日本ってなんだろうって思うと、わたしは日本の国土をとても愛しています。自然も生態系も、多様な気候も。じゃあ文化はどうだろう。もちろん好きですよ。食べ物も日本画も好きだし。でもわたしにとってはずっと住む場所ではないかなって思ってる。

　長編で読むだけで腕周り60cmくらいになりそうな分厚い文庫であったよ。一度ページをめくれば読まずにはいられないのでたっぷりと時間のあるときに読むといいかも。
　ゆっくりとろくろが回って、何本かの手がそれを沈めようとしたり高い場所に伸ばそうとしたりってイメージ。読み終えてからのタイトルがきつい。

　小説ではないけれどここはこの作品なしに終われないのではないかって焦燥感があります。
　最近の優れた漫画ってものすごく練り込まれてて伏線とかすごいじゃないですか。でも男塾って伏線どころかキャラが生きてるかどうかすらころころ変わるんですよ。細かいことは気にせず歩みて明日を魁る奴らばっかり出てくるんです。
　男塾を読んだかどうかで人生ものすごく変わると思います。君たちはどう生きるかもいいけど富樫源次みろって！！ってレベルです。富樫源次はどう生きるか、それもいいじゃんって思います。ノルウェイの森も主人公は影慶先輩でいいじゃないですか。20ページあれば全部ok、覆面を被った助っ人である翔霍がきて全部解決です。あ。ネタバレしてもうたじゃないですか！男塾のキャラをタイプミスなしで打つのめっちゃ大変じゃないですか！まったくもう！！