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冬の奈良⛄人気観光スポット

日本でも有数の世界遺産、国宝を保有する奈良県は、寺社巡りが観光の定番です。
かつて、平城京が栄華を極めた古都奈良を存分に感じられます。
野生の鹿が棲むことで知られる奈良公園は、豊かな緑や草花とともに、数々の歴史的建造物を内包しています。
名物「鹿せんべい」を食べる鹿の姿に癒されることでしょう。
「東大寺」に「春日大社」、「興福寺」など、公園内にあるスポットはどれも奈良の歴史を探訪できるものであり、一見の価値があります。

奈良公園

まずは奈良公園。
エリアは広いですが、春日大社境内の「飛火野」に行ってみましょう。
冬枯れした芝生が広がっています。周辺の広葉樹もすでに落葉し、あたりの風景はどことなく無機質で寂しげです。
しかし、今日は晴れるぞという日の夜明け頃、そんな風景が表情を変えます。
朝焼けに染まり始める東の空。
白くにじみ出す中天の空。まだ夜が居座る西の空。一日の始まりを告げる太陽と空のグラデーションSHOWの開幕です。分秒ごとに色が変化し、赤や紫から紺や青へ、そして気がつくと、夜は去り、白くて明るい朝が飛火野を照らします。
そんな空の色。森の中で目覚め、ちらほらと飛火野に出てくる鹿たちも、微妙に移ろう空を見上げています。

飛火野から道路を挟んですぐ西側にある鷺池に浮かぶ「浮見堂」も絶景ポイントのひとつ。
たくさんの観光客が水面上にあるお堂を見たり、散策途中に立ち寄ったりする浮見堂ですが、普段は特に絶景と呼べるほどではありません。
絶景を狙いたいのは、前日から雪が降り続いている場合や、朝目が覚めて外を見ると銀世界だったという場合。
そんなときは張り切って浮見堂に行ってみましょう。
雪の中に浮かぶお堂、それだけでも寒さを耐えて見にいく価値がありますが、私たち人間と同じように、積雪にちょっと驚いている感じの鹿たちが池のほとりに佇んでいると幸運です。
それだけで浮世絵か何か、名画の中のようなシーンになります。

鹿寄せ

奈良公園の風物詩として知られている「鹿寄せ」です。これは絶景であり、あるいは「珍景」と言えるかもしれません。
奈良公園(飛火野)でナチュラルホルンを奏でると、アラ不思議、春日大社の森の中から鹿たちがぞろぞろと駆け出してきます。
これは、音色を聞いて駆けつけると、どんぐりなどのごちそうがもらえるから。
駆け寄ってくる表情には、「ごはんがもらえるぞ」「早く行かなきゃ」「おいしいどんぐりをもらえるかな」「今日は何個食べられるかな」など、さまざまな感情が見て取れて、愛嬌たっぷり。
特に雪が積もった日の鹿寄せでは、鹿の吐く息も白く、寒くて子鹿が母鹿にぴったりとくっついていたり、愛らしい仕草が見られます。

十三重塔

大化の改新の発端となった中大兄皇子と藤原鎌足の話し合い(談合)が行われた舞台に建つのが談山神社です。深い山に抱かれた境内は、紅葉の名所として名高く、紅葉に映える十三重塔は特に人気のシーンです。
雪が降る季節、紅葉の名所はどうなるのでしょうか?
もちろん紅葉は終わり、静かな白い世界が広がります。
その“今”のシーンだけでなく、紅葉から雪、すなわち、赤から白への移り変わりを想像してみてください。自然が織りなす紅白の舞台転換に感嘆します。

壷阪寺

眼病封じや西国霊場として知られる壷阪寺。多くの建物を有する境内では、いずれもインド招来の天竺渡来大観音石像(全長20m)、天竺渡来大涅槃石像(全長8m)、天竺渡来大釈迦如来石像(全長15m※台座含む)、禮堂(室町時代再建)、八角円堂(江戸時代再建)などが目を引きます。
山の斜面に広がる伽藍なので、見晴らし良好。
雪の日は足元に気を付けながら、高所から望むと、ため息が出そうな光景を見渡せます。

室生寺五重塔

女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣も許されていたことから「女人高野」と称される室生寺。
山中に建ちますが、仁王門から鎧坂、金堂、本堂、五重塔など、大きな存在感を放つ建物が並びます。
シャクナゲの花や紅葉も見ものですが、ひとり静かにお参りしたいときは、ぜひ冬の一日を選んでみてください。
雪に染まる鎧坂に始まり、本尊釈迦如来立像、十一面観音立像、文殊菩薩立像、薬師如来立像、地蔵菩薩立像、十二神将立像が壮観に並び立つ金堂、さらに石段を上ったところに建つ五重塔が見ものです。

長谷寺冬ボタン

威風を放つ仁王門から、長谷寺名物とも言える399段の登廊をのぼってたどり着く舞台造りの本堂(国宝)。
本尊十一面観世音菩薩立像を安置しています。
像高10mを超える、堂々たる木造の仏さまで、特別公開時にはその御足に触れることができます。
長谷寺は古くから「花の御寺」として親しまれ、山桜、シャクナゲ、あじさい、紅葉、ボタンなどが境内の四季を彩ります。
一般に花が少なくなる冬期は、冬のボタンが見ごろです。それも雪除けの“こも”をかぶった愛らしい姿が見られるとあって、雪の日も足を運ぶ人が少なくありません。
ボタンが咲く登廊周辺から本堂を見上げる景色は、奈良の冬を代表するワンシーンです。

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素敵な四季がある日本の奈良
この機会に足を運んでみてはいかがですか?

Bridal Sora(ブライダルそら)

Bridal-Soraは海外で修行してきたフォトグラファーが奈良でロケーションフォト前撮り写真を撮影します。
桜、新緑、紅葉と季節ごとにシーズンがあり、それぞれ和装と洋装(ドレス)で四季を生かした出張撮影をしていきます。
スタジオや着物・ドレスも完備。 こんな時代だからこそ写真だけの結婚式、フォトウェディングを

〒630-8013 奈良県奈良市三条大路1丁目8−7 スタジオオレンジ内 ブライダルそら
☎0742-33-0266

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