ウグイス鳴かせたこともある

ウグイスは「春告げ鳥」とも呼ばれるほど、春の訪れとともになじみのある「ホーホケキョ」と鳴き始めるイメージがあります。

そして、春を告げる花の代表が「梅」でしょう。
早い地域では1月には咲き始めます。

花札でも2月の絵札に「梅にウグイス」が描かれており、ベストな組み合わせの代表として定着しています。

「ウグイス鳴かせたこともある」という慣用句ですが、梅が咲き誇り、そこにとまったウグイスがいい声で鳴く手助けをしたというイメージから、
女性が若いころ男たちにもててちやほやされたことをもあったと昔を懐かしんでいる状況を表しています。

若くてもてはやされた時代があったことを振り返っている高齢の女性がつぶやく言葉ですね。