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Webメディアのマーケターとしての振り返り(PV・UUのUP施策編)

前回の記事では自身のマーケターとしてのキャリアに何があっただろう…と振り返り、洗い出しをしました。

Webメディアのマーケターとして働いていたのも5年ほど前までなので、今のトレンドとはずれがあるかもしれませんが、その頃の経験や知見をまとめていきます。

どのようにメディアのPVやUUのUPを図っていたのか、またその頃に持っていた基本的な考え方も書きたいと思います。

## 自分のミッション

担当していたメディアは出版社のWebメディアだったため、記事のネタやライティングについては基本的には編集部の方に書いていただいていました。

私の役割は編集の方に書いていただいた原稿を

・Webサイトに公開

・公開した記事にアクセスを集める

実にシンプル…ただメディアを運用するという点で、実際にはいろんなトライを実施。

## Content is King

言わずもがな。Webメディアの継続的な成長にはコンテンツが命だとおもいます。

記事のネタや執筆は編集の方がされていました。そのような中で、運用する担当としてできることはあると思います。というのも、面白い記事であってもPVが伸びないといったことや、逆にあまり中身がない記事でもPVが伸びるといったことがあるからです。

「いい記事をちゃんと伸ばす」部分は記事の中身だけではなく、どのように扱うか。ここまでやってこそContent is Kingなのではないでしょうか(偉そうでごめんなさい)。

SEO的な構成を正しくできているか

これはSEO対策をガチガチにすることはなく、「冗長的なタイトルは短くする」「記事タイトルの提案」といったことです。

読みやすいページになっているか

かなりここは重要視していました。ユーザーはPCやスマホで閲覧しているのですが、じっくり文字を読むのではなく流し読み(ななめ読み)していることを前提に考えていました。

具体的には3〜5行を目安位に改行+1行分の余白行を追加です。

ひとつづきの段落であっても、ブロックを分けることで「うわ、文字が多い」と言った印象を弱める事ができたと思います。

関連記事や連載記事の導線と読了感

自分がWebメディアに携わっていた2015年前後は、まさに情報メディア戦国時代だったと思います。SmartNewsやGunosyといったキュレーションメディアが生まれた頃で、新聞社のWebメディアも立ち上がり始めたタイミングでした。

Webでの情報消費が多くなり、FacebookやInstagramといったアプリとの「余白時間の奪い合い」のなかで、以下にコンテンツにアクセスしてもらうか。

その中でも大切にしていたのが、「興味ある関連コンテンツ」への導線と「記事の読了感」でした。

記事はななめ読みされることを前提とし、滞在時間が長い場合はむしろ読みづらいページになっていると判断。またPV/SSについてはなるべく2以上になることを目標にしていました。

記事を読んだユーザーの反応はAnalyticsでしか判断できなかったので、記事を読んで満足したか、面白いから他の記事も読みたいという気持ちにできているかを意識。

YahooトレンドやTVなど他媒体の動きと連動

公開した1つの記事に対して、アクセスが集まるのは下記タイミング。

・記事公開直後の検索流入

・SNSに投稿後のSNS経由流入

・メルマガに掲載後の直接流入

・他媒体で話題になっているときの検索流入

新着記事ではない過去記事でもタイミングがあれば大きな流入があるのがWebというフォーマットの特徴だなぁと思います。

Yahooトピックスに大手メーカーの最新プロモーションがバズッていたら、そのメーカーの過去のプロモーションをSNSやメルマガで届けたり、TV番組でゲスト出演した人がいたら、その人に関係する記事を届けたり。

消費者がクロスメディア消費しているのと同じ動きをすることで読んで貰う人を増やすことができていました。

今でも覚えているのは「佐藤オオキ」さんがプロフェッショナルに出演されていたときに、過去連載のコラムや記事をメルマガとしてまとめて配信したらまんべんなく流入が増え、「TV効果」と「視聴しながらスマホを触っているのはもう当たり前」ということを改めて感じました。

このあたりは次のユーザー行動部分でも書いていきたいと思います。

...追記していたんですが、長くなったので別の記事にしますね!

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