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米国株の決算まとめ

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米国株の決算のまとめマガジンです。速報から利益率、解説、和訳コールまで。大手ハイテク企業、テスラ、半導体株など無料
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記事一覧

OKTA オクタ 2024年2月 決算発表

ハッキングがあり、株価が一時大きく落ち込みましたが、その後の11月〜今年1月の決算となります。コールと共に見ていきましょう。 売上とEPSともに予想を上回るID管理の オクタ は、10月のハッキング問題がありましたが、決算にて売上とEPS予想を上回りました。売上19%増と若干鈍化はしていますが、順調に成長をし、前回同様にEPSが予想を大きく上回っています。EPSは過去最高となりました。 ガイダンスも全てよし 2024年Q1と通年の成長率は、予想通り若干下がりますが、ガイ

マルケタ Marqeta MQ 決算発表 まとめ

フィンテックのマルケタ決算、売上とEPSともに予想を上回りました。 前回に引き続き、マイナス売上ですが、Cash Appの契約更新と表示変更により売上の数字が複雑となっています。(Cash Appの59%減を反映したもの) ガイダンスCash Appの影響もあって、マイナス成長ですが、ガイダンスも11月の時の発表に比べ、見通しが改善しました。(売上発表数値は、ガイダンスの売上成長%の中央値もとに算出しています) 特に後半が好調のようです。 今年後半は、キャッシュアプリの

Snowflake スノーフレーク 2024年2月 決算 発表

クラウドでのデータ分析のスノーフレークの決算です。いつもはツイッターで投稿してそのままにしていますが、Noteにも同じ内容をまとめることにしました。コールも載せれますし、忘備録にもなりますしね。 売上予想を上回り、EPSも予想を上回っています。 一方で、製品売上ガイダンスが弱く、株価が下落しました。ちなみにSnowflake は毎回のガイダンスを製品売上で出しています。売上ではないので、予想共に確認する必要があります。昨年と比べると、ガッツリ成長率が低下しています。ガイ

ディズニー DIS Disney 決算発表 2024年2月(コール付き)

売上とEPSを予想比較まずはディズニーの決算で発表された売上とEPSを見てみます。売上は、予想と同じでしたが、EPSは大きくビートしています。成長率は予想通り前年と同じでした。 決算をグラフで推移してみますと、ディズニーの成長率が2022年ごろから低下していることがわかります。この頃はパークは改善したものの、ストリーミング離れが加速し、スネットフリックスとの競争激化となっています。 ガイダンスディズニーは、EPSガイダンスを提供しないというという企業でしたが、おそらく今

META メタ 2024年2月 決算発表 まとめ (コール付き)

売上とEPSの予想と比較黄色の背景の部分が今日発表された売上とEPSです。売上とEPSは予想を余裕で上回るものでした。成長率も25%と昨年のマイナス4%から生まれ変わったような成長となりました。 グラフにすると、昨年同期比の予想を外れ、マイナス成長となった2022年Q4を底に、予想を上回る決算を出し続け、見違えるような成長を遂げています。特にEPSの伸びが加速しています。 ガイダンス最も注目されるガイダンスを見てみます。 2024年の経費が、$94-99Bになると予

2024年1月半導体のAMD 決算発表 まとめ コール付き(無料)

グラフや図をもとにザックリ決算を見ていきますね。 AMD株価がこのように上昇したのは、第二のエヌビディアと見られているところがあるからです。その辺も探ってみたいと思います。 AMDの売上と1株あたりの利益(EPS )売上と利益はアナリストの平均予想とほぼ同じでした。成長率は11%増と昨年春の最悪期から回復しています。 EPSも徐々に回復しつつあります。 今回の決算では、GAAP ベースでの粗利率は47%と昨年比で4ポイント改善しています。(非GAAPでは同じ) 部門別売

2024年1月 グーグル アルファベット GOOG 決算 コール付き(無料)

グラフと表をもとにさっくり見ていきましょう。 売上とEPSチェク売上とEPSがアナリスト予想を上回りました。 昨年は低成長となりましたが、今回売上は過去最高で13%成長となりました。 下のグラフを見ると、売上が2022年末あたりから低迷し、2022年の6月期の成長に戻っていることがわかります。昨年からのレイオフにもかかわらず、業績は改善しているようです。 (GAAPベース)利益は前年比52%増となり、営業利益は13%増で、利益も改善されています。 事業別売上次は事業別

マイクロソフト MSFT 2024年1月 決算発表まとめ コール付き(無料)

グラフや表を中心にシンプルに決算を見ていきたいと思います。 売上とEPS売上とEPSを上回る決算です。前回に続き特にEPSが上回っています。18%増と2022年3月以来の二桁後半の成長率となりました。 以下、売上とEPSをグラフ化したものです。2023年末の底を乗り越えました。 一方で、アクティビジョン買収費用により、当四半期の利益が1株当たり44セント減少しています。 営業利益と利益(GAAPベース)も前年同期で33%増加、(営業利益率は44%)と低成長だった昨年に比

マイクロソフト MSFT 決算 まとめ 日本語訳カンファレンスコール付き (2023年10月Q4)

まずは決算を見てみよう マイクロソフトは2024年度の第1四半期決算を発表。売上高は565億ドル、EPSは、2.99と問題なく予想を上回る好決算を計上。昨年同時期比で売上高は13%増、純利益は27%増と大きく改善している。 ウィンドウズが若干回復したとはいえ、デバイスの売上は今四半期も大きな打撃を受けているが、マイクロソフトの収益の主役はクラウドとオフィスだ。さらに、AIを導入したことで、クラウドとオフィスの勢いをさらに強めている。 また、自社株買いや配当の形で91億ド

アップル AAPL 株 の決算(初心者〜上級者まで)2023年8月4日

アップル株の背景コロナ後の反動と世界的なインフレ&金利上昇によるスマホ不調、製造からサービス業へ🇺🇸経済がシフトする中、今回はサービス成長により注目が置かれた決算でした。 アップル株は、インフレ鈍化期待で3月からグングン伸び、5月頃にはコロナ前の価格を超えてしまいました。 まず決算を見てみる 決算はまず発表する四半期の売上とEPSを見ます。 予想を上回るか、下回るかがまず決算の大きな目安になります。 ピンクの囲った部分の売上とEPSを見てみます。売上は予想とほぼ同じで

マイクロソフト MSFT 決算まとめ (2023年7月Q2)

▪️ まずは決算を見てみよう AIのChatGPTブームを受け、株価も上昇、アナリストからの高い評価を得ていたマイクロソフト、決算の結果は予想を上回るものでした。 成長率は8%と昨年末から改善していることがわかります。売上は予想とそれほど大差はありませんでしたが、利益は予想より高い結果となりました。 次にガイダンスを見てみようマイクロソフトのガイダンスは、ここ数年、コールで発表しています。残念なことにコールで発表されたガイダンスは予想を下回るものでした。売上とEPSは予

アルファベット グーグル GOOGL の決算の全て(初心者〜上級者まで)2023年7月

▪️ まずは決算を見てみよう グーグルAIのGoogleBardを発表したにも関わらず、比較的マイペースで上昇していたグーグル。ライバルのAIでもあるChatGPTブームで半導体のエヌビディアやマイクロソフトはぐんぐんと株価を上げていました。蓋を開けてみると、一歩遅れていたGoogleの決算は、予想以上に好調なものでした。 一体何が好調なのか。見てみましょう。 上の図を見てもわかるように、売上とEPS (利益)は予想を上回るものでした。決算ではこの2つが予想を上回ること

テスラ決算とコールまとめ(2023年7月Q2)

目次 テスラ TSLA のQ2決算、予想をバッチリ上回る2023年の株価を牽引してきたテスラ決算、先ほど決算発表がありました。 まずは売上、EPS (利益)ともに予想を大きく上回っています。 このマクロ経済の中、成長率は47%と昨年を上回る頼もしい数字です。 なのになぜ株価が下がってる…?原因は粗利率と営業利益率? 次に利益率を見てみましょう。粗利率、営業利益率とも前年及びQ1を下回っています。今年相次いで値引きをしたことが原因にあげられます。また、ドル高による為替の影響

2023年7月20日の米国株アフター決算 全まとめ(一目でぱっとわかる) TSLA NFLX IBM UAL ZION LVZ DFS