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これいいね! 19_全自動靴洗い機の実力は?

これないの? 02_靴の丸洗い機』で紹介した、靴の丸洗い機。
ネットで見聞きしただけで、「へぇ~。そんなのがあるんだ。」と感想を言うだけで、実際に調べもせずにその良し悪しを評価するのは絶対にあってはならない。と、私は思っています。
企業に所属するビジネスマンとして、そして、事業企画・商品企画部門に所属する企画マンとして、伝聞だけで「あぁでもない。こぉでもない。」と言うのは言語道断である。と、私は思っています。
これまでの自分の仕事を振り返ってもそうです。
はじめは懐疑的な人も、それが、しっかりとヒアリングを実施した結果に基づいた情報であるとわかれば、最後は納得してもらえることが非常に多い。やはり、現場のリアルな情報に勝るものはありません。
ということで、例のマシン。試してまいりました。

近所に、最近できたコインランドリー。

おおっ。ありました。

AQUA製か。旧三洋電機の製品なんでしょうね。白物家電系だから。

洗浄前。こんな感じ。

裏も。うえぇ。流石に裏はいつもながら汚いな。

蓋があります。

開けて入れました。

で、、、どうする?わからない。

まだ靴を入れてはいけない?

洗浄開始前に、一度、「洗濯槽シャワーボタン」を押さないといけないんだと。そりゃわからんってよ。

気を取り直してはじめます。

「ふたロック」という機能があるんですね。事故防止でしょうか。いいですね。

しかし、中が気になる。「ふたロック解除ボタン」を押してみる。

開いた!おおっ!あわあわ!洗剤を用意する必要がないのは嬉しい。

洗浄完了!

表面というか、アッパー部分というか、こちら側はかなり綺麗になりました。

しかし、裏は、自分が望んだ水準には達していなかった。残念。

これなら、いつも、自分が手洗いしたときのほうが綺麗です。

次に乾燥。上にあるこの機械。

靴を挿すところが4本あるので、そのうち2本を使います。

100円を入れて、待つこと20分。からっからに乾燥してくれました。バッチリです!

家に戻って、改めて撮影。

表側。

裏側。

ま、いいですね。

今回は、子どもの上靴一足だけだったので、その点をご了承いただきたいと思いますが、その所感です。
QCD、つまり、品質・費用・時間の順にお話ししたいと思います。

まずは品質。
汚れの落とし方については、全体的に言うと、十分、合格であると言って良いと思います。特にアッパー側は予想以上に綺麗になってて大満足です。しかし裏側は、もう一声欲しかった。これなら、自分が洗うほうが綺麗になります。でも、まぁ、裏側なのでね。そう神経質になることはないと思います。
やはり、上靴のようなビニル系のものだけでなく、布系のものも試してみたいところ。折角だから、一緒に自分の靴を洗えば良かった。後悔。
まず、一番大事な品質については合格で良いと思います。

次に費用。
洗浄に200円。乾燥に100円。合計300円です。
今、上靴を自分で洗えば15分くらいです。さらに別の靴が1足増えると10分程度の時間がかかります。ですので、1時間で5足くらい。時給1000円とすると、1足あたり200円。だから、同時に2足以上洗うと費用的にはお得ということになるでしょう。2足ずつしか乾燥できないという効率の悪さを考慮しないといけませんが、少なくとも1足だけだと割が悪いということになりそうです。

最後に時間。
洗浄に20分。乾燥に20分。そして、実際には、これに行き帰りの時間も必要になるので、50分程度になると思います。1足あたり12分で計算すると4足分くらい。だから、それ以上洗浄する場合は時間的には有利ということになります。しかし、これは費用面よりも厳しいですね。洗浄も乾燥も同じ20分ですから。

以上を総合すると、私としては、基本的に、このマシンの利用は限定的になると思います。裏を返すと、日常的には利用しない、ということです。
上靴1足であることが多く、そして、乾燥は自然乾燥で賄えることがほとんど。
なので、機械を利用したときの「費用200円・所要時間約30分」と、これまでずっとやってきた状況を比較すると、やはり、これまでどおりで良いという結論になります。

しかし、今回利用した日のように、台風の影響で洗うのも大変だし、全然乾燥もしなくて、もうどうしようもないというときは、費用や時間や、と言ってられないくらいの価値を提供してくれるだろうと思います。
やはり、何においても、ニーズに対する価値の多寡で決まるんですよね。ビジネスは。

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