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これいいね! 09_調剤薬局でもらったシール

本についている紐のような、栞の役目を果たしてくれるもの、

これですね。


(Wikipediaのスピン (本)のページより引用)

これを、「スピン」というそうですが、これは、

「本を読む」ということに対して、「一度に全てを読破することはないだろう。」ということを想像した結果、

「どこまで読み進めたか目印となるものが必要だろう。」という結論を得て、

「挟んでおく何か」を付けてみた、ということにしたんだと考えられます。

また、スピンは、本の一部として取り付けられていますが、それも、

「ただ、何かを挟んでおくだけでは、気付かぬうちに抜けてしまうだろう。」ということを想像した結果、

「本の一部として取り付けておくことが必要だろう。」という結論を得て、

「本と一体となるように付けてみた。」ということになったのだと考えられます。

このスピンだけで、もう既にこれいいね!なのですが、

これはこれで、一般的というか、当たり前というか、既に皆様ご承知というか、その程度のものであると思いますので、

ご紹介だけにしておきましょう。

さて、今回ご紹介するのは、こちら。

何の変哲もないシールです。海の生き物が可愛く描かれていますね。

『服薬おうえんシール』と書いてありますし、『Kyorin』とも書かれています。キョーリン製薬が作ったシールですね。

実はこれ、以前、私の娘が風邪ひきか何かで病院にお世話になったとき、

処方された薬をいただくべく、調剤薬局で待っていたときにもらったシールです。

私の娘もそうですが、子供は、シールが大好きですから、

苦手なお薬を飲んだご褒美にひとつずつシールを渡すといいでしょう、

というものですね。

しかし、問題はその先です。

このシール。放っておくと、「うわっ!こんなところにも!」と無差別に貼られてしまいますし、

一度貼られて、しばらく時間が経ってしまうと、これまた、かなり剥がし辛い。

除光液が有効だ、とか、ドライヤーが有効だ、とか、世の中には、様々なアイデアがあるようですが、

もう、そんなアイデアが通用しない状態になっている場合は、何の役にも立ちません。

その点、この『服薬おうえんシール』は素晴らしい。

このシールの裏面はこんな感じ。

そう。台紙になっている。。。あぁ、素晴らしい。

海底に宝石がたくさんあって、ちょっと貼りたくなる感じになっている。

「ここにお魚さんを貼ると、綺麗ねぇ!」なんて言えば、乗っかってくれます。

これいいね! くくり紐のほんのわずかの差』でもお話ししたとおり、

こういうのは、やはり、

作り手が、完全なユーザーとなって、様々なシチュエーションを想定して、様々な行動をエミュレーションして、

「こうしたほうが良いよね?」ということをしっかりと研究しているのだと思いますが、

今回のは、これに加えて、「その後のことまで考える」ということを研究した結果なんだと思います。

こういう、ほんのちょっとしたことで、モノの善し悪しって決まるんですよ・・・

と、もう一度言ってみる。。。

とは言え。。。

シールを貼る場所に飽きたら、勝手に違うところに貼りまくり、

後で、「うわっ!」となるんですけどね。

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