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これいいね! 27_モノケシ総選挙

これいいね! 26_最近の近鉄電車』では、「より良いものを提供する」ということだけじゃなく、「その事実を知らしめる」ということがセットになってることが重要であるということをお話ししました。

やはり、認知してもらわないことには、事は何も始まりません。

「これまでよりも良くなった!」ということばかりではなく、「ものは何も変わっていないけれど、それが良さそうだということは知っている。」という状況を作ることも非常に重要。

ということは、私のような広告宣伝のプロでも何でもない、その道のど素人でもわかります。

というお話しです。

これ、今年の7月29日にとあるお店で撮影した写真。

トンボ鉛筆が実施した「モノケシ総選挙 2017」というもの。

『MONO』という消しゴムは有名ですが、その種類がたくさんあるようで、その中から、No.1をみなさまからの投票で決めます。という催し。

結局、どノーマルの『MONO』が大差で第1位になりました。ま、そりゃそうですよね・・・という気がしなくもないですが。

しかし、この催し、面白いですね。

普段はこんな感じで、

そう。こんな感じで陳列されている消しゴム。

モノは何も変わっていません。この催しをするからと言って、何か特別な商品を投入した訳でも何でもありません。

催しをすることで、普段とは違う見せ方をして、ちょっと手に取ってもらいやすく、ちょっと試してもらいやすくしてるだけ。

しかし、こんな感じで、単に、目につきやすい一等地を確保して陳列してるだけでなく、

「どれが1位になるかな?」とか、「どれが一番使いやすい?」とか、「こんな商品ラインナップなんだ」とか、若干ゲーミフィケーション的な要素も含みながら、興味を引く取り組みになっています。

自分も、いろいろ書いては消してを繰り返し、「これいいやん!」ということで、『モノブラック』買いましたよ。

いや、買わされたと言うかなんと言うか。モノケシ総選挙の術中にはまってしまったようで、何だかやられてしまった気分。

いくら良い物であっても、誰も知らないというのでは、使われることはありません。

いや。逆に言うと、誰も知らないのに、それが、良い物だと言えるかどうかはわかりません。

何はさておき、認知してもらってなんぼです。

各店舗に、催しをするためのスペースを確保してもらったり、その催しのために必要なものを作ったり、その準備も含め、ものすごくお金が掛かってることだと思います。

しかし、お金を掛けてでもそんな取り組みを行うのは、最終的な収益につなげるためということはもちろんなのですが、その収益につなげるためには、何はさておき認知してもらうことが最重要だということを知っているからだと思います。

今日、OWNDAYS C.E.O の田中修治さんのnote「第13話 インパクト」を拝読しました。

「決定的な知名度不足」をどのように解消していくか。「OWNDAYS|オンデーズ」の認知度を上げるために何をすべきか。というお話しなのですが、ものすごく熱量があるというか、久し振りに読みながら涙が出そうになった投稿でした。

是非、皆さんにもお読みいただきたい投稿なのですが、これもTwitterのリツイート経由でたまたま知りました。

「認知してもらうことが非常に重要」という投稿の所在を認知させてもらった感じ。

今回は、「AIDMAがどう・・・」とか、「やはりまず最初にAttentionがあって・・・」とか、そんなお話しで締めようと思ったのですが、もう、そんな必要はなくなりました。

田中さんのnote、遡って全部読みたい。

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