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オオバナイトタヌキモ(大花糸狸藻)

植物園に行ったら、いくつかの水生植物の池に、かわいい黄色の花が咲いていました。


本来植えられているものではないようです。

名前が分からないので、植物園の方に伺うと、専門の方を呼びに行ってくださいました。

しばらくして、専門の方が来られて、詳しく教えてくださいました。
名前は、オオバナイトタヌキモだということ。

外来種であること。

池の底に入れる土に混ざって、他所から入り込んで咲いていること。

そしてこの植物は、食虫植物であること。

えっ !

・・・

食虫植物?

まさかや〜

この花のどこに虫を食べるところが?

と、言ったら、

専門の方が説明のために、一本引き抜いて、水の中の部分を見せてくださいました。


茎葉の横に、小さな丸い粒があるのが、お分かりいただけるでしょうか。

これが水の中のミジンコなどのプランクトンを吸い込むところ(捕虫嚢)です。

チョット見にくいですか?

ではこれだとどうでしょうか

黒いところが捕虫嚢です

オオバナイトタヌキモは、ここで水ごと吸い込んだプランクトンを消化し、不必要な水を排出する仕組みを持っているんだそうです。

花は見かけによらない