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円空展 千光寺の仏さま

大阪市のあべのハルカス美術館で開催中の「円空展」に行ってきました。

円空さんは江戸時代のお坊さんで、岐阜県でお生まれになられました。

全国を回って修行され、一万体を超える仏像を各地に残されたそうです。


立木仁王像 吽形

入口に、いきなりこんな大きな仏さまが立っておられました。180cmほどの高さでした。

円空さんは、こんなに大きいのも作られてたんだとビックリしました。

以前、円空さんのふるさとの記念館に伺った時に見たのが、1m以下の仏さまばかりだったので、円空さんは、そのくらいのサイズが多いのかなと、勝手に思ってました。


立木仁王像 吽形

お顔の周りは彫られてるのですが・・・

それ以外は手を加えられてなくて、足元は木のままです。


背面ももそのまま



木の洞(うろ)も、そのまま残されています。

このような仏様は立木仏と呼ばれ、木に宿る、仏性が姿を現したところを表現したものだそうです。

この他にも人の身長を超える像がいくつもありました。

次は今回の展覧会のポスターになった両面宿儺(りょうめんすくな)の像



両面宿儺は、日本書紀や飛騨地方の民間伝承に出てくる鬼神とされています。

(両面宿儺は、大人気アニメ『呪術廻戦』にも登場しているそうです)

このように、円空は、仏さまだけでなく様々な像を刻んでいます。

柿本人麻呂などもありました。

これは烏天狗

狛犬です


護法神さま


お不動さま


菩薩さま


三十三観音さま


お地蔵さま


この美術館の10周年記念の展覧会だそうで、日本各地から円空仏が集められていて、とても力が入っているなと思いました。

でも、一緒に行った娘は、「もうちょっと丁寧に彫って欲しいな」と、言っていました。😆

(飛騨の千光寺様の円空仏は撮影の許可がなされていましたので、皆様にお伝えすることが出来ました)

ご覧いただきありがとうございました。