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感想:ロシア料理 文学カフェ

文学カフェ

こんにちは。本日はロシア・サンクトペテルブルクにある文学カフェの感想を書きます。ここはカフェというよりもレストランと言ったほうが分かりやすいと思います。お値段は凄く高いという訳ではないですが、ロシア人の学生は記念日などを除いてほとんど訪れないそうです。もちろん裕福な家庭はその限りではないと思いますが。

このレストランは"文学"とつくだけあって、ロシアの名だたる文豪たちを感じることができます。トップにも置いているプーシキンを始め、ドストエフスキー、ゴーゴリなどの肖像画や持ち物が展示されています。

店内①
店内②
店内③

お料理

メニューは全てアラカルトでコースはなし。冷たい前菜、暖かい前菜、スープ料理、魚料理、肉料理、デザートなどの項目があり、自由に選ぶ形式。私は今回店員さんオススメの前菜とスープ、お肉料理を頼みました。

1品目:鹿肉のカルパッチョ  苺・ブルーベリーとリンゴのソース

苺とブルーベリー、それとリンゴのソース、鹿肉の前菜。特にこれと言った感想はなし。お肉に独特の風味があったが、フルーツたちが特に素晴らしい働きをしているとは思えなかった。なんとも無い前菜。

2品目:ロシア風ボルシチ  キノコのパン添え

世界3大スープの1つ、ボルシチ。個人的にボルシチに"ロシア風"が付いているのは珍しい。何もなしか、"ウクライナ風"はよく見かける。ボルシチはウクライナ発祥と言われているので。豆とあと何か珍しい食材が入っていたが、忘れてしまった。スープ自体に味がもう少し欲しかった気もするが、それでも普通に美味しくいただけた。キノコのパンはザ・普通。本場のピロシキや小さなパンは、日本で考えられているより、しょぼいです。しょぼいというかシンプルで質素?それ自体に何かを期待するようなものではないと思います。ロシアのボルシチと日本にあるロシア料理店のそれを比べて思いますが、ボルシチはとても丁寧に作ってくれさえすれば、とても満足感のあるお料理になると思います。

3品目:ポジャルスキーカツレツ  ベリー系ソース

メインの位置付けになるカツレツ。これは所謂ポジャルスキー風カツレツですかね。クルトンで覆われた鶏肉、付け合わせにポテトとポルチーニ茸、それとベリー系ソース。"カツ"という括りで見れば同じ部類のとんかつやミラノ風カツレツ(それ以外出てきませんすみません)とはだいぶ違って面白いと思いました。このお料理はお肉の味がとても強く入っていてそれ単体ではかなり重いですが、ベリー系のソースと合わせることで食べ進めることができます。クルトンを使うのも食感・見た目の面で食欲をそそります。伝統的ロシア料理の1つらしい。同じカツレツで言えば、キエフ風カツレツも食べてみたいです。

まとめ

ロシアにはロシア料理を食べに来たようなものなので、こう言うレストランに来れたのは嬉しいですね。プーシキンがどうこうという話の真偽はわかりませんが。ここのレストランはロシアでは珍しく現金での支払いしかできなかったので少し現状では難しいですが、また何度か来て他のお料理も色々食べてみたいですね。勿論他のレストランもご紹介できれば嬉しいです。

今回は以上です。ここまで読んで下さった方がいらっしゃれば、感謝します。


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