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【マニアック猥談】


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プシュー (ドアが閉まる)




【発車します】






先輩「お前、昨日のバルサの試合みた?やっぱ今年は尋常じゃなく強いな」

後輩「半端じゃないっすね。ひょっとしたら05-06のタイトル獲りまくってた年より強くないですか?」

先輩「あぁ。ただあの年はロナウジーニョが絶頂期だったからな」

後輩「確かにそうですね。でも今のメッシ。あれ誰もとめられないですよ」

先輩「メッシ凄すぎ。ちょっとマラドーナを彷彿とさせる」

後輩「僕、マラドーナの現役時代知らないんですよね」

先輩「お前さぁサッカーファンならマラドーナのプレーぐらいは網羅しとけよ!時代は違えど!」

後輩「いやモチロン『神の手』とか『5人抜き』とかスーパープレーは何回も見たことありますけど。youtubeとかでも。」

先輩「メキシコ大会のWカップのマラードーナは本当にスゴかったけど・・・『神の手』『5人抜き』ってなんか・・・なんかエロいな!あ、そういえば神の手で5人抜きするというスーパープレイヤーの風俗嬢が前テレビで・・・」

後輩「ちょっと先輩!そういう卑猥な話やめてくださいよ。こんな所で」

先輩「あ、そうだな。ごめんごめん。ここに『バス車内での、携帯電話のご利用と猥談はご遠慮下さい』って注意書きがあるからな」






後輩「そういえば先輩、こないだ僕が急に出張行く事になって、代わりに先輩に行って貰った受付嬢との合コン、どうでした?」

先輩「そうそう!お前マジありがと!ホント最高だった!実は・・・スゲェかわいい娘とその日にホテル行っちゃった!!」



後輩「えぇぇ!!!ホントすか!!」



先輩「そう!!三次会を抜け出してホテルに誘ったらOKでさマジAVのような展開よ!そんでその娘、スゲーかわいい上に超スタイルよくて!!俺も興奮しまくってホテル入るなり服脱いで、そんで彼女のブラを外すと2つのおっぱ・・・」


後輩「ちょ!ちょっと先輩!だからバスの中ですって。卑猥な話はやめて下さい」





【次は~葛飾  葛飾に停車します】





先輩「あ、すまん・・・それでな!その娘のロッペンがスゴイのよ!」

後輩「え・・・ロッペン!?マジすか!?大きさは!?」

先輩「ボバン!!ボバン!!」

後輩「ボバン!?カタチは!?」

先輩「カタチはマルディーニ!マルディーニ!」

後輩「ロッペンがボバンでマルディーニ!?僕ロッペン大好きなんですよ!いいなぁ!」

先輩「そう!それで左のロッペンを攻めまくってべロン、べロンってしたらさ、彼女が我慢し切れなくて声を出しちゃうわけよ!」

後輩「どんな!?」





先輩「『ア~ンリ!ア~ンリ!』って!」

後輩「おお!興奮してる!」

先輩「もうさそれ聞いて俺も興奮しちゃってさ、俺のシェフチェンコが・・・」

後輩「シェフチェンコはまさかもう・・・?」






二人「ガットゥーゾ!!!!」





後輩「うわっ!興奮しまくりですね!」

先輩「シェフチェンコがガットゥーゾだからさ、手をロッペンから下げて・・・マンUに接触!」



後輩「きた!このときって女のコのプティはもう下げたんですか!?」

先輩「いや、まだ。プティ越しにマンUを手で・・・・・ジラルディーノ!」

後輩「マンUをジラルディーノ!」

先輩「そしたらマンU触った瞬間びっくりしたんだけどさ、プティが濡れてて!」

後輩「マジすか!?結構濡れてました!?」






先輩「バッジョ!!バッジョ!!」

後輩「ファンタジー!!」

先輩「彼女もさらに大きな声で『ア~ンリ!ア~ンリ!』ってほぼ絶叫よ。そんでプティを下げて、さぁいよいよクリンスマン」

後輩「いよいよクリンスマンをジラルディーノですか!?」


先輩「触った瞬間予想通り、クリンスマンは・・・・」








先輩「ネドベド」






後輩「クリンスマンはネドベド!?そうなると先輩のシェフチェンコはさらに・・・」











二人「ガットゥーーーゾ!!!」




先輩「もう我慢できなくなったからシェフチェンコをマンUに・・・」



後輩「いよいよ・・・」









二人「インテル!!!!」



先輩「インテル入ってるんだけど彼女のマンUがシメオネだから気持ちよすぎちゃうわけよ。危うく俺すぐデル・ピエーロ!!」

後輩「それはいくらなんでもデル・ピエロゾーン広すぎでしょう(笑)」



先輩「だからここで戦術変更」

後輩「戦術変更?」


先輩「シェフチェンコを下げて、マンUを・・・」








先輩「国見」




後輩「ここでマンUを国見!?」


先輩「そう。マンUを国見してたら彼女も戦術変えてきてさ、なんとシェフチェンコをカテナチオ!!」

後輩「シェフチェンコをカテナチオ!?マジすか!?マンUを国見でシェフチェンコをカテナチオって、それもしかしてスコアは・・・」






二人「6-9」





後輩「激しいぃぃ!!!!」



先輩「ここまで来たらもうお互い火が付いちゃってドログバな展開よ。だって彼女、ラーション取り出してきたんだぜ?」


後輩「え!?ラーションって、スウェーデン製のラーション!?僕使った事ないっすよ!」

先輩「俺も初めてだよ!ラーションなんて。ラーションで全身ネドベド!」

後輩「ラーションでネドベトってそれデルピエーロで決まりじゃないですか!」

先輩「昔なら白黒ついてたな」



先輩「そんでもうスタミナも残りわずかだからココで仕掛けてバラックからインザーギ!!」

後輩「シェフチェンコをバラックからインザーギで攻めたんですね!?」

先輩「そしたら彼女も絶頂だったんだろうね。さっきまで『ア~ンリ!ア~ンリ!』だったのがここにきて変わったよ」


後輩「どんな?」






先輩「『コクー!!コクー!!!あたしコックゥー!!!!』って!!」


後輩「す、すげぇ!!」



先輩「『コクー!あたしコクー!もうコクー!カフー!!!』って絶叫して!」




後輩「先輩もそろそろじゃないですか!?」


先輩「もうギリギリアウトで・・・・」『デ、デ、デ、デル・ピエ~~ロォォォォ!!!!!』って俺も叫んで・・・・終了よ。」




後輩「いやぁ・・・激しかったっすね」




先輩「だろ?でもココで終わらないんだよ」

後輩「えぇ!?」

先輩「ちょっと休憩したら彼女がさ、『もう一回シセ』って」

後輩「えぇぇ!!彼女ダフすぎ!!」

先輩「俺マジでビビッたんだけど、そのまま2回戦突入だよね」

後輩「2回目!?先輩スゴイ体力ありますね!!俺どうがんばっても1日1回ですもん」


先輩「こういうのはね、テクニックじゃない。日本男児なら年を重ねてもカズが大事!!」


後輩「よ!さすがキング!」








【次は~  終点~  終点です】






後輩「あ、もう着きますよ。現場で仕事おわったらこのまま飲みにいきません?今年のUEFAについて語りましょうよ!」

先輩「いいね!行こう行こう!そんでそのまま酔っ払ったテンションで風俗行くか!?超エロイ事してもらおうぜ!例えば・・・」


後輩「だから先輩!バスの中では卑猥な事言わないで下さい!!」


先輩「あ、ごめん」




【間もなく終点の南葛飾~ 南葛飾に到着でございます。
本日はご乗車ありがとうございました】



<終>

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サッカーを語ろう

「文字で紡ぐ笑いのプロセス」を伝えられるよう仕組みを構築したい。リモートなどで。この笑いのプロセスを理解できれば、笑いのある「日記」「エッセイ」「コント」「戯曲」の書き方が習得できる。はず。