見出し画像

【シティリーグ2連覇】ポケカ脱初心者 デッキ構築・選択の考え方

1.挨拶

みなさんお疲れ様です、ぼーず(@by_bose)です。
まずはじめにですが、シティリーグS2に続いて3/19(日)のシティリーグS3でも優勝することができました!
練習・応援して頂いたみなさん、本当にありがとうございます!!

さて今回は、2連覇した記念(?)ではないですが、デッキ構築・選択についての考え方を書いていこうと思います!

初心者さん向けになるべく丁寧に書くつもりですが、抽象的な部分も多いと思うので、あくまで参考にお願いします、、

それにこの話題に関しては、考え方はプレイヤーの数だけ存在することも理解しています。
そんなこと考えている人もいるのか程度に、、温かい目で、、
最後まで読んでもらえたら嬉しいです!

2.はじめに

ポケカを始めてみて、対戦に慣れてきたら大会に出てみたいと思う人は多いですよね。
現在のポケカ競技シーンでは、SNSで情報収集をすれば大会優勝などの強いデッキを簡単かつ大量に見つけることができます。
非常に良いことと思いますし、実際自分もかなり参考にしています。

ここで、そんな最近のポケカについてふと思ったことがあります。
それが、下記です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

① 自分で一からデッキを作る、調整するという楽しみを忘れかけてないか?

② そもそも一から作るのってかなりハードル高いし、あんまりやり方とか聞かない気がする、、

③ 初心者の頃にこんなにも大量なデッキ群から、大会用のデッキを決めるのは困難なのでは、?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これらのことを感じている人ってけっこう多い気がしてるんですよね。
そんな人たちの参考に少しでもなればという思いで綴ります。

実際、ポケカは自分の番にできることが多いため、相手の動きに合わせてデッキを回すだけでもすごく難しいんです。
故に最初の頃にデッキを回す練習が中心になってしまうのはすごく分かります、、
ですが、ここで一度カードゲームには対戦で勝つ意外にも色々な楽しみが詰まっていることを再確認できたら、という気持ちです。

ですが、あくまでも競技シーンで勝つための考え方を記載しますので、そこは悪しからず…

3.デッキ構築の考え方

① シンプルに組む
はじめにこちらの画像をご覧ください。

これは、僕が前々レギュレーション(C-E)の時にシティリーグベスト4、CL7-2完走(当時は1日開催)の結果を残せたデッキです。
すごくシンプルで一見対応幅が少なく見えますが、きちんと勝つことができました!

そこで、まずはじめに大事なことは、自分の動き、デッキパワー最優先でシンプルに組むことです。

必要なカード、強いカードはまずは4枚から!

ポケカにおいて、色々なデッキタイプが環境にいる中で、対策カードをたくさん入れたい気持ちは分かります。
ですが雑に対策カード積んでしまうと、自分がしたい動きの再現性低下にも繋がります。
また、下手なメタカードは相手にとってお客様な場合もあります。

例.ロストデッキがすごく多いからジャッジマンを1枚入れておこう!
→結果1枚のジャッジマンではロストは止まらないし、ジャッジマンを使用した自分が事故ってしまう。

動きの基本となるカードのみで構築したデッキを作って、少しずつチューンナップしていきましょう!

対策カードの考え方については次へ…

② 「あったら強いけどなくても勝てる」の見極め
そのカード、本当に必要ですか?

最近の環境で、デッキの本筋とは別になんとなくで入れがちなカードをピックアップしてみました。

もちろん、必要ないと言っている訳ではありません。
そのカードがないと、ほぼほぼ勝ち目のないデッキが環境にどのくらいいるのか等を考えて採用する必要があるという意味で、狙い通りに使えれば非常に強力なカードです。

ここで重要なのは、タイトルの通り「あったら強いけどなくても勝てる」を考えてみることです。
楽に勝つことも、ギリギリで勝つことも同じ勝ち。
目的のデッキにどのくらい勝ちの芽があるかを考えてカードの採用をしてみましょう。

例.ミライドンにロストやルギア対策でそらぴかを入れよう!
→ロストにはレントラーやレジエレキvの下技、ジャッジマンを合わせていくことで十分に勝ちを見込むことができた。
また、ルギアの最近の主流は無色軸(ルギアの高耐久、非ルールのカビゴン主軸のタイプ)だったため、レジエレキvmaxを育てることで十分に代用が効いた。

もちろん一例ですが、この場合そらぴか上下がレントラーになることで、1枠デッキの自由が増えています。

対策カードは目的のデッキには強い反面、そうでないデッキの場合はお荷物になることは常に考えておくことが必要です。

環境を読んでの採用はかなり難易度が高いですが、想定の通りに動いた試合は本当に気持ちが良いです!
思いついたことは、練習で色々試していきましょう!

③動きを確認する
少し上級になりますが、ここでいう「動きの確認」は1人回しをするということではありません。

初手、初動に必要なカードを考えていく。

という意図になります。
下の画像をご覧ください。

これは先日のシティS3で使用したアルジュラです。
このデッキを例にした場合、下記のようになります。


<目標の初動>
アルセウスエネ手張りかつ次ターンvstar進化

任意のスタートで、
1 アルセウスv(本体、ネスト)に触れる確率が約80%
2 初手にエネルギー(14枚)のある確率が約98%
3 vstarに繋がる期待ができるカード(本体、ハイボ、博士)のある確率が約91%
2、3どちらもある場合が83%

→概ね達成できそう、かつ回した体感も良好。
というようなイメージ。

ポケモンカードは初動の動きで勝負が決まってしまう試合が非常に多いです。
そこで、スタートポケモンに関わらずどのくらい動けるデッキなのかは考えておくことが重要です。

計算については、ざっくり計算なので誤差はありますが、概ね期待値としては合っていると思います。
僕がよく利用している計算サイトを貼っておきますので、よければ参考にしてみてください。

https://yazirusis.com/calc/probability.html

ポケカのものではないですが、ある程度的を得た感覚が掴めるのでおすすめです。

4.デッキ選択の考え方

ここに関してはかなり主観が入ると思いますので、あらかじめ、、

① 強いデッキを理解する
まずは下の画像をご覧ください。

画像はシャロンch様の現環境最強ランキング動画で使用されていたものです。非常に分かりやすくまとまっていましたので参考にさせて頂きました。
シャロンch様より許可を頂き引用しました。
動画リンク↓
https://youtu.be/Tcp3q7DR5z8

みなさんご存知の通りカードゲームにはtier(流行り・強さのような意)があり、これを理解、予測してデッキ選択をすることが環境読みです。

ざっくりした言い方になってしまいますが、
まず、練習段階でtier1を全て使ってみましょう。
(余裕ある方はtier2も)
強いデッキには強いなりの理由があって、抜け目のないデッキでも意外な弱点があったりします。
当たり前のことですが、きちんと使用してみることで、相手の嫌なところが肌感で掴めるようになってきます。

相手が嫌がることを押しつけて、少しでも“差”を作っていくことが勝ちへと繋がります。

ここで重要なのが、相手の嫌がる動きをしても、そもそも自分が動けないと意味がないということ。
ここはまだ博士なのか、ジャッジマンでの勝負なのか、そういった塩梅、勝負勘的な部分も実際にデッキに触れることで分かってくると思っています。

また、抽象的なものではありますが、自分の思考回路、肌感に合うデッキというものも必ず存在すると思っています。
考え方が合わず、時間で焦ってどうしてもミスをしてしまうタイプのデッキ、そういった経験、あると思います。

多くのデッキを理解して、本当に自分に合うデッキを見つけることが大事です。

ここまでの話は「当たり前」と思われたかもしれませんが、「当たり前」と感じたみなさん、次が重要です。

② デッキの好き嫌いをしない
もう一度言います。これめちゃくちゃ重要です。

何かそれっぽい理由をつけて触れていないデッキ、ありませんか?
弱いと決めつけて使用していないカード、ありませんか?

気持ちは分かります。ですが、
勝ちへの最短ルートにその感情は必要ありません。
きちんと触れて、理解してから言語化しましょう。

使ってみたら、全部ちゃんと楽しいですよ。

③ 最も楽ができるデッキを考える
当たり前ですが、苦しい勝負を自分から仕掛ける必要はないので、まずはその環境で楽が出来そうなカードを探しましょう。

①、②を踏まえて、デッキを考えていくと、考え方としては下記のように分岐するイメージ。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルート1
tier1-2をtier1に勝てるようにチューニングする。

ルート2
立ち位置の良さそうなデッキ(tier3)を探す。

ルート3
パワーが高いデッキをシンプルに組む。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルート1 例

上の画像は前回のシティS2で優勝できたレシピです。
tier1のルギアを当時の環境上位デッキに有利に動けるよう調整しました。
詳しくは以前のnoteへ
リンク↓
https://note.com/by_bose/n/n965f8b25bd46

ルート2 例

先程のシティS3で優勝できたアルジュラです。
tier1と考えていたロスト、ミュウ、ルギアに勝てるデッキと思い使用しました。

・ロストギラティナは苦手ですが大きく不利ではなく、勝ちの芽がある点やロスト軸はロストリザードン(直近で優勝したイトウシンタロウ選手の構築)が増えると予想。

・ミュウについては、最近はメロエッタ無しが多いことや、雪道1やまびこ1の構築(シティ準優勝のシマダダイチ選手構築参考)が増えると感じたのでその型なら勝ち切れると考えました。

・ルギアは既存主流なレシピでジュラに勝つのは不可能かなと。

ルート3 例については、特筆して記載しませんが。
現環境で言えば、シンプルにパワー重視、自分の動き優先で組んだギラティナ等です。

また、補足程度ですが、
ルート1、2の例に共通して言えること、勝てた要因の一つとして、事故でも勝てる対面を作るという意識がありました。

ルート1例の場合はミルタンクやコオリッポを使用したシャットアウト勝ち、ルート2例はジュラを1体でも立てれば勝てるルギアの存在。
のような感じです。

これまでと逆のことを言っているような形ですが、事故る時は事故るので、、

④ 割り切りも重要
事故についてもそうですが、対面についても割り切りが重要です。

「全部に勝つ」
これは現実不可能な場合が多く、そのような構築やデッキ選択はどこかで無理が出てきます。
流行りを見極め、目標と定めたデッキをきちんと拾っていくことが最も大切です。

また、実は時期的な割り切りも重要です。
社会人だと時間も限られているので、目標を据えてそこまでの大会は調整期間、色々なデッキを握ろう、といった方針・計画を立てることも○

5.最後に

シティリーグ2連覇は、前回が上振れのまぐれではない。自分のやってきたことは間違ってなかった。
そう感じられて、子どものような感想ですが、これまで好きなもので1番になったことのない自分にとっては本当に嬉しいことでした。

前回に続いて、色々な方から祝福の声を頂き、ポケカをしてきて良かったと心から感じましたし、これからも頑張ろうと強く思いました。

これからの目標として、
まずは、次のCL宮城→シティS4→おそらく出れそうなJCSと勝っていくことを指針として頑張っていきたいと思います…!!

最後まで到達した方、本当にありがとうございます。
ここまで読んでくれた方はTwitterで感想とかいいねなど頂けたらめちゃくちゃ喜びます。
モチベにもなるので、ぜひ。。

最後に、調整に付き合って頂いた方、応援して頂いた方、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?