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【WCS2023 日本代表】経緯と感謝、思い出。それとこの場所で感じたこと。

0.はじめに

みなさんお疲れ様です、ぼーず(@by_bose)です。

8/11-8/13のWCS2023から2ヶ月以上経過してしまいました、、
これまでも、そのタイミングの出来事や考えを残しておきたいので、備忘録がてら節目に書いていたnoteでしたが、WCS直後に体調を崩したことやその後の仕事が多忙だったことから、ここまで手付かずで来てしまった感じです。

そんなこんなで本当に今更ですが、表題の通りnoteを書いていこうと思います。
書きたい内容としては、念願だったWCSに参加した感想や思い出をそれまでの経緯、また感謝を含めて書いていきたいと思っています。

WCS2023 YOKOHAMA

自分の人生を振り返っても、頭ひとつ抜けて特別なイベントだったので、ただ消費するだけにならないように。
なので自分語り多めですので、悪しからず、、

正直なところ、参考になる部分はほとんど無いかもですが、会場の雰囲気や参加者ならではの感覚を書ければと思っているので、時間があれば最後まで読んでやってください。

1.2023シーズン、経緯と感謝

まずはWCSに至るまでの経緯と感謝を述べさせてください。
※会場や思い出、対戦内容等をすぐに読みたい方は飛ばして大丈夫です。

2023シーズンは、シティリーグS2・S3で優勝、S4でbest4になり、
最終CSP280pt、35位でWCS2023への出場が決定しました。
初の日本開催大会に出場ということもあり、本当に嬉しかったです。

まあシティに関しては、振り返ると正直出来すぎたなと感じてはいます。
詳細については既にnoteを書いていますので多くは書きませんが、当時の感情を思い出しながら少し振り返らせてください。


S2,S3は福岡での参加となり、両シーズンとも100名規模の大会で優勝となりました。
思い返せば、じゃんけんの勝ちやマッチアップ等、運がかなり味方した勝利だったとは思います。
それでも当時はすごく嬉しかったですし、大規模シティの2連覇は素直に自信となったことを覚えています。

その後福岡を離れる際にも気持ちをツイートしましたが、福岡には本当に強く尊敬できるプレイヤーが多く、あの場所に2年いたからこそ成長出来たと心から思います。

当時のツイート p1
p2

改めて、一緒にポケカして頂いた方、特に優勝した両シーズンとも長い時間調整に付き合って頂いたlocoさん、本当にありがとうございました。

S4は大阪へ引っ越して1ヶ月後の参加となりました。
慣れない環境の中でしたが、その1ヶ月間は何としてでも切符を掴むんだという気持ちがかなり強く毎日深夜まで膨大な量の練習をしていたので、あの時の感覚はすごく良いものだったなと今では思います。

当日の対面はそこまで良かった訳ではないですが、かけた時間分の練度で何とかbest4に食い込むことが出来ました。

このbest4に関しては、運と実力の内でかなり後者のウエイトが重い結果だったと考えていて、毎日遅くまで練習に付き合って頂いた方々には本当に頭が上がりません。

改めて、なすさん、ぼんばーさん、本当にありがとうございました。

2.WCS2023 YOKOHAMA

・day0

8/10、選手受付とポケセンでの買い物をするために1日早く横浜入りしました。
そこでまず驚いたのは駅、街自体の想像以上の演出・盛り上がりでした。
横浜駅、みなとみらい駅とポケモン一色で、どこを歩いても胸が高鳴ったのを覚えています。
文字通り夢の国ってやつです。

横浜駅
セジュンさんパーティより 良きデザイン

“ゲームやアニメ等の文化はあまり良いものではない” そういう周囲の雰囲気がずっと付き纏い、趣味を隠して過ごす10代だったため、この環境には本当に心が躍りました。
まして、この場所で選手として戦うことが出来るという高揚感で、盛るとか一切なしに人生捨てたもんじゃないなと思いました。切に。

会場に入ると、既に到着した人たちが並びがてらトレードやフリー対戦を行っていて、動画や噂レベルでしか知りえない状況が目の前にあることに更に体温の上昇を覚えました。

そのまま受付、ウェルカムキット受け取り、ポケセンでの買い物と済ませてday0を終えました。

ポケセンでダメカンダイスが買えなかったことはショックでしたが、ウェルカムキットは中身も最高でめちゃくちゃ嬉しかったです。

ポケモンセンター
ウェルカムキット


・day1

会場内
ステージ

試合会場に入るとまずは装飾、演出のスケールの大きさに度肝を抜かれました。
CLのタペストリー(?)フラッグ(?)が上から垂れているような装飾しか目にしたことが無かったので鳥肌が止まらなかったことを覚えています。

フォトスポットもたくさんあり、「お祭り」という言葉がぴったりな印象でした。

休憩スペース
屋台
車のオブジェ
和室とクワッス

開会式になると人の数と熱気が凄まじく、演出もめちゃくちゃカッコよくてテンション上がりました。
生で体感できて本当に良かったです。

開会式


● 当日のマッチと結果

対戦は50分間のBO3、全8戦中6勝すればday2進出です。
使用デッキは下画像です。

WCS2023使用 アルセブラッキー

使用の理由としては、要点だけの記述としますが、下記になります。

・当時最強格でかなり使用者が多いと考えていたサーナイト、ミュウに対して非常に強く出れること。

・次点で強いロスバレにも勝率は決して悪く無く、環境に多いルギア、増えてきたパオジアンもそらぴかで完封を狙えること。

・BO3という時間切れ引き分けが続出する環境下で、相手がどんなデッキだとしても対戦を時間内に決め切る力が強いこと。

当日のマッチングは下記の通りです。
相手は全て海外の方でした。

day1 結果

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1戦目 アルギラ×
1、2試合目はお互いに先攻のアドを活かした展開、3試合目は1ターン目にアルセウスを置くことができずにそのままテンポ取られて負け。

2戦目 ミュウ○
用意していたプラン通りきれいに動けて完勝。

3戦目 ロスバレ(カイリュー+プテラvstar)○
プテラは驚いたけれど、2戦とも相手の動きが良くなかったこともあり勝ち。

4戦目 ロスギラ○
苦しめのマッチアップだったものの、Vガードアルセとケッキングが大活躍で勝利。

5戦目 ロスバレ(カイリュー)○
2戦ともこちらの強い動きを通せたことで危なげなく勝利。

6戦目 ロスバレ(カイリュー+スターミーV)×
1戦目は危なげなく勝利したが、2戦目以降見えていなかった(サイド落ち?)スターミーが猛威を奮い、苦しい試合展開に、、最後はタッチの差で敗北。

7戦目 ミライドン×
ケッキングの活躍でなんとか一本取ったものの完敗、もともと切っていた不利相性につき仕方なし。

8戦目 ロストバレット(カイリュー)×
2戦連続でスタートアルセ単騎、そこに後1カイリューで種切れ負けしました。まあそれは無理。

4勝4敗0分でday1敗退。

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<感想>
初戦負けからの4連勝で4-1と、これはいけるぞと思いましたが、ロスバレ(スターミー)の接戦で勝ち切れなかった以降は崩れるように敗北。
悔しい結果でした。

ですが、プレイミスやコミュニケーションエラーがなかったこと、時間切れの試合がなかったことなど、対戦環境が日本と異なる中でも準備してきたことはきちんと活きていて、評価出来る部分も多くあったなと考えています。

また何より、マッチした海外の方々は、誰もがとても気持ちの良い方で、対戦前から卓を離れるまで常に相手へのリスペクトや楽しむ心を欠かさず、対戦後も笑顔で勝者を讃えてくれるような人ばかりでした。

1番日本とのギャップを感じた部分でもあり、最も今後の自分に活かしたいと感じた部分でもありました。

結果負けはしましたが、そんなプレイヤー達とday2をかけた熱い試合ができたことが素直に嬉しかったです。

当時のツイート

完全に余談ですが、
WCS2022優勝者の方と、近くで対戦もしました笑

左端キャップの方が昨年チャンピオン


・day2

day1敗退のため試合が無かったので、サブイベと応援を楽しみました。
サブイベはビルド&バトル(シールド戦)に参加して、全勝することが出来たのも良い思い出です。

海外のシールド戦は専用の構築デッキとパックを使ってするのですが、めちゃくちゃ楽しかったですね。日本でもやりたい。

対戦相手もみんな良い方ばかりでした。

ビルド&バトル 全勝


獲得したポイントは全て一緒に来てくれた友人に渡して、合わせてパラダイスリゾートと交換しました。友人が嬉しそうだったこともそうですが、友人にも形に残る思い出が出来たことが何より良かったなと。
写真だけ撮らせてもらいました。

獲得したパラダイスリゾート


合間に、シマダダイチ選手(サーニーゴさん)の配信卓での試合もあったので、観戦・応援しました。
勝利した瞬間、カッコよかったです!

サーニーゴさん配信卓


また、クルーズ船での対戦イベントにも参加しました。豪華な客船の中が一面対戦会場になっていてこれまた貴重な経験です。
その後、夜に海岸で見たドローンショーもすごく綺麗でした。

クルーズ船


・day3

各部門の決勝戦を観戦、応援しました。
ポケカ部門も熱戦でしたが、ゲームのジュニア-マスターまで全部門日本人優勝は相当熱かったです。

ゲーム部門表彰式

閉会式や最新情報も声が枯れるくらい盛り上がりました。来年もこのためだけに現地いてもいいんじゃないかと思うほどです。
エーススペックは本気で熱かったですね…

古代・未来、パラドックスポケモン発表
エーススペック復活

以上が、大会レポートです。
普通のことしか言えませんが、今まで生きてきた中で1番楽しいイベントでした。

3.最後に

WCS2023に出場して、今感じていることを最後に書きたいと思います。

まずひとつ、ずっと頭に残っていたエピソードがあります。

自分が一番大好きな配信者で、ポケカ競技シーンに入るきっかけにもなったのが、だんのうらさんです。
だんのうらさんがCL横浜2021での活躍を経て、WCS2022出場の際、
「世界大会に出ると見える世界が変わる」という言葉を友人に言われて、それがずっと頭に残ってた。
という話をしていました。
何故だかそれが自分の中でずっと印象に残っていました。

また、自分がポケカを始める前から大好きなスマブラの競技シーンでも、憧れの選手が大会で活躍する姿にずっと心を揺さぶられていました。

ただ、そういったものを見ていても、
何故自分がその場所にいないんだろう…というよく分からない感覚、違和感やズレが心のどこかで生まれる。
好きなものを生活の基盤として、それを中心に見える世界を回してきた自分にとって、自身が大切に思えるもので強くなり、特別な舞台で戦いたいと、“勝ちたい”という気持ちは消えない。

そしていつも通りの日々の延長線で、
どこか、蚊帳の外で見ているだけの自分に苛立ちを覚えるような、虚無感を抱くようなことが多かったことも鮮明に覚えています。

そんな自分が、ポケモンカードの競技シーンへ足を踏み入れて、目標だった世界大会への出場を果たしました。

世界が変わったかと言われれば変わって無いかもしれない、この経験が自信を特別強くした訳でも無いかもしれない。

ただ、決して自分は蚊帳の外ではないと、
今、“勝ちたい”という気持ちを持って確かに憧れた場所で前に進んでいると、
そう思えるようになったことは事実です。

だから、今いるここはそれほど悪くはないと、
そう思います。

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