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筋トレするならまず呼吸から


今日は筋トレするときはどこからするべきなのか?
というお話です。
「体を作るならウェイトトレーニングが必須である」
という認識は徐々に広まってきていると思います。
しかし、痩せる時は?というと、
まだまだ厳しい食事制限をしなきゃならないという考え方の方が一般的なようで、
もう少し時間がかかるのかなーと感じています。
まぁ、痩せるにしろ、ボディメイクにしろ、
筋トレは必須なんですよというコトなんですけど、
今日はそのもうちょっと先の話をしようと思います。
しょうがない!筋トレしよう!
と思い立って始めてみようと考えたとします。
では何からやったら良いんでしょうか?
スポーツクラブ等でマニュアルのようにいわれるのは、
「体の中の大きな筋肉からトレーニングしていきましょう。」
「多くの関節を使うものから始めましょう」
というものです。
この考え方は確かに一理はあります。
体を作るセオリーの則れば、
大きな筋肉を鍛える事によって基礎代謝をあげましょうとか、
運動効率を上げましょう。
というお話しになります。
これが教科書的に解釈した場合の考え方ですね。
一方で、もう一つの考え方でいうと、
「好きなところから始めれば良い」
「やりたいものからやれば良い」
というものがあります。
そもそも、今まで運動をしてこなかった人ですから、
決まりきったコトをしても全く「楽しさ」がありません。

この「楽しさ」という要素は継続する上で非常に重要になります。
トレーニングをしてカラダを変えていくということは、
前提として継続していくコトが条件になります。

一度で爆発的な効果が出るものなんてありません。

語学学習でも、楽器を練習するのでも、自転車に初めて乗ったときでも、
何度も何度も繰り返し行うことで身に付いていきます。
トレーニングにおいてもそれは同じです。
楽しくないことはいくら「教科書ではこれが正しいといわれています」
といわれても続けられないですね。
ですから、自分が気になっているモノから始めてみる
というのはアリだと思います。
そして、その後に欲が出てくるんですよ。
欲が出てきたらもっと色々やれば良いと思います。
そうなった時に、あらためて考えていきたい部分が今日のメインのお話です。

では、「自分のカラダを変えたい!」という欲が出てきました。
筋トレもしないといけないですよね。というのもわかりました。
という段階になって初めて、もっと深いところの話を聞きたくなると思います。
ではここで質問ですが、
本当に「大きな筋肉からトレーニング」すれば良いんでしょうか?
そして「関節を多く使うものから始める」のが正解なんでしょうか?
一般的に教科書というのは、多くの人に当てはまるように、
最大公約数的な内容が書かれています。
別の言い方をすると、抽象度がスゴく高い状態です。
つまり、当たらずとも遠からず。
色んな人が色んな目的でトレーニングをしたいという希望がある中で、
その全てに個別に対応することは難しいので、この最大公約数的な内容を使っています。
では、この教科書的な内容が当てはまる人はどんな人なのでしょうか?
教科書的な内容が当てはまる人はつまり、教科書的なカラダをしている人です。
この教科書的な体とはどういうことか?
「教科書的に体が動く・動かせるという前提に当てはまる」人ですね。
これも抽象的な表現をしますが、
例えば、
体が硬くて正しい姿勢が取れない人、
肩甲骨周りの動きが悪くて上手く腕が上がらない人、
既に「四十肩です」といわれている人、
股関節が硬くてしゃがんだり出来ない人、
などなど。
これらに当てはまる人は「教科書的に体が動かない」人達です。
このことを私はいつも、体の前提が整っていない
という表現をします。
筋トレをしたいといっても、
体が硬かったり、
思った通りに動かせなかったり、
著しく左右差があったりすれば
当然「やりたい」で始めたトレーニングでケガをしてしまうことになります。
さっき、「やりたい」で始めるのはアリ
と書きましたが、「やりたい」で始めて「やってみたけどこれが出来ない。」
と気付いていただくコトがとても重要です。
正しく出来ているのか、出来ていないのかを判断してもらうこと。
これが整っていないと、間違った方法でやり続けたことによってケガをしてしまうことも多いのです。
では、何から始めるべきなのか?
ここからが本題です。
最近では、コアトレーニングという言葉だけが流行してしまいましたが、
体の中心になる部分のトレーニングから始めるというのは間違っていません。
世の中にはコアトレーニングを拡大解釈したり、
誤って解釈したりしている人が多いのですが、
私の考えでは、まずやるべきは、「呼吸」です。
もう一度言います。
まずやるべきは「呼吸」です。
人間の全ての動作の基本となる「呼吸」
これをトレーニングするべきなんです。
呼吸をすることは人間に取って当たり前です。
ですから、意識すらしません。
呼吸の大切さを感じるには、これを読みながら3分でも息を止めてみていただければわかると思います。

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