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デザイナーならテーブルでトーク

ハロー!新人デザイナーのもめです。メモじゃないです。もめです。メモってくださ~い! ('ω')ノ

ゲームジャンルの中で最も代表的なものはロールプレイングゲーム、いわゆる”RPG”だと言われていますよね?ファイナルファンタジーやドラクエのようにちっぽけな村から始まり、スライムをぶっ倒してレベル上げをしたことは誰にでもあるのではないでしょうか。

Photo by Ricardo Cruz on Unsplash

でもあれ?レベル上げがないゼルダなども“アクションRPG”や“アクションアドベンチャーRPG”などと呼ばれますし…
ロールプレイングゲーム=レベル上げではないのか⁉

違いま~す。 ( `ー´)ノ

“ロールプレイ”は文字通り:役割演技。つまり、自分がキャラクターになりきって冒険したり、考えたり、感じたりしながら生きること。”ちっぽけな村”や”レベル上げ”はたいして重要ではないのです!

さて、前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。
 (。´・ω・)? え…?

皆さんはD&Dという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
正式名称はダンジョンズ&ドラゴンズで、1974年に発売された“テーブルトークRPG”です。紙・鉛筆・サイコロを使って遊ぶ"ボードゲーム"みたいなものですね。(現在はオンラインツールやデジタル版など色々ありますが…)

Photo by Nika Benedictova on Unsplash

ゲームによってルールや設定が異なる場合もあるのですが、簡単に説明すると想像力とコミュニケーション能力が必要な“ごっこ遊び”です。自分でキャラクターを作ってそのキャラになりきって冒険し、他の人たちとの交流・交渉でストーリーを進めていく対話型ゲームなので“テーブルトーク”と呼ばれています。

先ほど説明したD&Dの基本的な世界設定は名前通りダンジョンもドラゴンも存在するファンタジー世界なのですが、他のテーブルトークRPGでは現代や近未来など様々な世界設定のものも存在します。また、好きなテーブルトークシステム(キャラ作り、ダメージ計算など)を使って、オリジナルの作品を設計することも可能です。"ロードス島戦記"という小説シリーズはまさにそうで、元々作者さんが友人と遊んでたD&Dのキャンペーンをベースにした話なのです。また、近未来ゲームでおなじみの"サイバーパンク2077"の原作も実はテーブルトークRPGなのです。

ゲームルールと設定に沿って世界観やキャラクターを作ったり、そのキャラクターになりきって演技する。それがテーブルトークRPGの面白さです!

あれ?ゲームデザイナーの仕事と似ているような…?( ゚Д゚)

さて、これでテーブルトークRPGのことは大体把握できたのではないでしょうか。先ほどD&Dは1974年の発売と言いましたが、実は”ファミコン”はそれより後の1983年に出たものなのです。そんな時代背景も相まって一部では、D&Dは「世界初のロールプレイングゲーム」であり”TVゲームRPGの親”とも呼ばれてます。プレイヤーの冒険パーティー、ジョブシステム、スライム討伐など、現代RPGの“基本”はD&Dから大きく影響を受けていると考えられます。

Photo by Ravi Palwe on Unsplash

ある意味では“D&D(テーブルトークRPG)を知る”ことは“ゲームを知る”ともいえるのではないでしょうか?少なくとも私はそう思っています。

ロールプレイは“役割演技”。しかし、デザイナーは主人公だけでなく、ゲーム世界の登場人物全員、雑魚までも考えないといけない場合がありますね。人物同士の関係などもたまに想像しないといけないですし…そこまで想像できるか?演技できるか?

さすがにムズイんですね… (/ω\)

デザイナーの仕事は非常に幅広く、ムズイことだと思っているからこそD&Dをやり始めました。その中で、色々なキャラクターを作って演技したり色々な世界設定に適応していくことでデザイナーとしての経験値を少しずつ身につけることができるんじゃないかと私は考えています。

ちっぽけな村の周辺でスライムをぶっ倒しているみたいですね!後10匹倒したら次のエリアに!そして次のエリアに!次の演技でデザイナーレベルはきっと上がるんだ!

私はそう思ってます。
以上、このテーブルでの“トーク”にお付き合いいただきありがとうございました。 ^^) _旦~~

Photo by Clint Bustrillos on Unsplash