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Mリーグはエンタメか、女流の敵・ガチ勢バイアスとは何か?を定義する

ガチ勢バイアスとは何か?

わかりやすく言えば「男が勝てば実力、負ければ下振れ。女流が勝てば上振れ、負ければ実力。」という愚かな思い込みと定義できるかもしれない。あらゆる雀士には上振れ下振れがあるはずですが、そうした客観的な状況もガチ勢バイアスに嵌った人はまるで把握できないわけです。

あるいはもう一つガチ勢バイアスの特徴を挙げるとすれば、「Mリーグはエンタメだから」と揶揄し、他のプロリーグ戦の方が見ごたえがありレベルが高いと主張することもあります。

ガチ勢は麻雀通であるためにエンタメのMリーグなど歯牙にもかけないというわけです。ところが麻雀プロ団体には太いスポンサーがいないために、年間10万程度のプロライセンス料を各プロが団体に上納し場代や賞金を捻出しているのが現状であり、プロとしてまともな生計が立つ者はごく一握りと言われている。いわばプロという称号は、その支払う金銭の対価として団体からもらうライセンスであり、プロとは名ばかりの実質、団体のお客様であると言うこともできるわけです。

そのような状況から見るならば大企業がスポンサーとなっており多額の賞金や年俸(副次収入も含めれば1000万超え)をサポートしてくれるMリーグこそはまさにプロにとっての夢の舞台であると言えるのではないのか。Mリーガーになったからには与えられた席を死守せんと生存競争故にガチ中のガチの戦いが繰り広げられることは、ちょっと考えれば小学生でもわかるはずなのです。

Mリーグと他5プロ団体リーグ。ここには超えられない一線がある

しかしMリーグの戦いにおいてなぜかガチ勢が実力者とみなす各団体のトップリーガーやタイトルホルダーが女流に次々と負け、思うような結果を出せないと、二言目には「Mはエンタメだから」という言葉で揶揄するという構図。

Mはエンタメ?

これもガチ勢バイアスの典型であり、結論としては「Mとは最高のエンタメであると同時にガチの最前線である。」と言って差し支えありません。過去の経歴やタイトル 所属リーグなどMでは一切関係がないのです。Mの成績が悪ければ遅かれ早かれ首を切られ、年収が一気に半分になる極めて厳しい競争社会だということ

Mリーグこそプロとして麻雀人生そのものがかかっている戦いであり、それまで培ってきた全精力を傾けて戦いに臨むのがMリーグです。「勝ってる東城がEリーガー、だからMリーグはエンタメ(レベルの低いを含意)」全くナンセンスです。なぜならそこから敷衍するならば、負けず嫌いを自認する新人のタイトルホルダー3人の成績は+400~500くらいなければおかしいはずですが、皆揃いも揃ってMリーグで-100をくらっている事実がまるで整合しないからです。各団体のトッププレイヤーがまとめて3人凹まされていることからMリーグのレベルをどう見なすのがフェアーなのか?物事は幅広くマクロに見ることが大事です。

これから当noteでは「ガチ勢バイアス」について、完全撃破することを一つの目的にしてゆく。女流が戦わなければならないもう一つの敵こそ、女流を蔑視するガチ勢バイアスである以上微力ながら、当ブログでは女流を援護していこうと思う。

女流の本音に寄り添いつつ、彼女たちが正面切って語り切れないものを明快な言葉で当noteは表出してゆく。




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