アタラクシアを目指して

わたしが大好きな哲学者、エピクロスの快楽主義とは、
自然で必要な精神的欲求を追求することのみを善とし、
不必要な肉体的欲求を求めることは悪であるという考え方なんですね。

不必要な欲求とは、暴飲暴食したり、高価すぎるものを欲しがったり、金や名声や権力を欲しがったり、子作り以外のセックスをしたがったりする事。

ある行為によって生じる快楽に比べてその後に生じる不快が大きくなる場合にはその行為は選択すべきではない。

不必要な肉体的欲求は快楽的とは言えず…むしろ苦しみを生んでしまう…という事らしいです。

わたしはやりまん人生を肉体的精神的快楽と錯覚し、男に溺れ、不特定多数のセックスや倒錯的破壊的変態行為を繰り返してきたけれど
エピクロスの言うように、そんなものは結局苦しみしか生まなかった。

静かで平穏な心を保つためには、不必要な肉体的欲求から完全に脱却せねばならないとおもう。

暴飲暴食をせず、不必要なものを欲しがらず、慎ましい生活を送りたい。
激しい情念に流されることなく、理性的に物事を考え禁欲的な人生を送りたい。

不動心の域に達した人こそが理想の賢者なのであります。

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