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できてもできなくてもどうでもいいのでは? という小技

 最近、作業はほとんどデジタル化されているのだ。
 ゲラは紙で来るけれど、ありがたいことにデジタルでもいただける。初稿の直しチェックも、担当さんが手書きでチェックしたものをスキャンしたデータが送られてくる。
 作家人生を一度ならず転生しているのですが、最初のときはFDDを郵送していた気がする……今はメールで送れる……ありがたみ……

 さておき、たいていのスキャンデータはA4で2ページぶんが1枚に収まっている。
 つまり、スマホなどで見返すとき、ちょっとややこしい。全画面表示になっていると拡大しないとならないし、拡大したらページをめくるのがちょっと煩雑な感じになってしまう。(器用にこなせるひともいるのかもですが、自分はどうもイラッとすることがある)
 かといってスキャンデータを1ページずつにしてくださいよ!とか言うのはどうかしている。なので自分で分割できないものかと検索したら、「ポスター印刷」で、PDF出力すればいい、という記事が……!

 つまり、

実物のサイズで印刷の場合はこうなっているけれど

 ポスター印刷で、A4をA5×2に分割する場合は、倍率を141%にすること。
 これで1ページを1枚として分割できるとわかったのです。検索したら出てきたよ、やったね! 記事を書いてくれたひとよありがとう!
 しかしそれで印刷すると、左側のページから順に並ばれるのです……つまり、右から順に、1、2、3、4、と並んだものを分割すると、できてくるファイルは、2、1、4、3、となる……おのれ横書き文化め。
 縦書きだと二面付けは最初の奇数ページ(1ページめ)は右なのに横書きだと左に置かれる。そのせいか、指定してもいないのに左側のページが最初のページという認識なんだね~。なんてこった。せめてオプションで選ばせてくれ。
 仕方がないので、最初の分割の時点で「逆順に印刷」にチェックを入れ(画像上では入っています)、印刷すると、1、2、3、4、が、4、3、2、1、になって出てくる。(1枚の中で逆順扱いがないのも片手落ちというか、なんというか……)(完全に逆順なら、3、4、1、2、になるのでは……)
 それをさらに逆順印刷すると、右ページ奇数の1から始まる順に並ぶ。

 そこまでわずらわしい処理をしてから気づいたけど、A4の状態で赤字を入れられるので、つまり、分割した真ん中にも修正指示とか……入ってるんですよね……
 結局、本文を直すときの大きい画面でPDFを確認して、それ以外はタブレットで表示させればいいかな……という、よくわからない結論になったのだった……

 そんな処理をした初稿の修正指示を確認します。別名義をご存じのかたはどうぞよろしくなのだ……(公表しません)