1月25日から始まる「ダボス・アジェンダ」に先立ち、プレス向けのカンファレンスがオンライン開催されました。その模様の一部をレポートします。

2021年はトラスト（信頼）を再構築するための重要な年に

冒頭にスピーチを行ったシュワブ会長は「2021年は人類の未来にとって重要な年になる」とし、パンデミックとの戦いに加えて、未来のために強靭でインクルーシブかつ持続可能な経済的ゴール設定することを訴えました。

そしてその取り組みを行う上で「トラスト（信頼）の再構築」が最も重要であることを指摘。「グローバル・コーポレーション」「あらゆるステークホルダーのエンゲージメント」をもって人類が直面している課題に真摯に取り組み、進捗させることがトラストに繋がると強調しました。

「COVID」「Climate」「Cooperation」

5日間にわたる会期中は5つのテーマで100 のセッションが開催されます。プログラムのキーワードして「COVID」「Climate」「Cooperation」が３Cとして提示されました。また日本、中国、インド、韓国といったアジア諸国の首脳が参加することがハイライトとして紹介され、その他の各国首脳や500人を超える企業トップ、市民社会のリーダー、グローバルメディアの参加とコミットメントにも感謝が述べられました。

ダボスアジェンダ・プログラム一覧はこちらから 　⬇️　

私たちの未来は、新たな「成長」を定義することにあるーーそんな議論もよく聞かれるようになりました。GDP指標を中心とした経済成長に戻るのではなく、サステイナビリティ、インクルージョンを加えた成長と社会をつくるために必要となるさまざまなアジェンダを世界中のリーダー達と議論するのがDavos Agendaです。その中核にあるテクノロジーの活用と統御は、2021年4月に開催されるグローバル・テクノロジー・ガバナンス・サミット（GTGS）2021にて更なる議論が展開されます。

グローバル・テクノロジー・ガバナンス・サミットのリリースはこちらから  ⬇️ 

プレスカンファレンス録画はこちらから　⬇️

ダボス・アジェンダの多くのプログラムはストリーミング配信されます。1月25-29日の会期中、議論された内容の一部をハイライトとしてお届けする予定です。

世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター
ティルグナー順子（広報）
大原有貴（インターン）