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EV BOSCO の荷台にブルーシートを

EV BOSCO には、全部で3車種がある。私が乗っているのはピックアップ・モデルと呼ばれるトラックであるが、その他に荷台が箱型でキッチンカーなどに使われることの多いバン・モデルと、運転手のほかに何人かが乗って移動することを主たる目的としたパッセンジャー・モデルがある。なお、私のピックアップも荷台に座席がついており、運転手のほかに2人が乗ることができる。
そのピックアップなのだが、主たる用途は荷物を運ぶことにある。私の場合、いわゆる大家さんもしているため、切り落とした木の枝や、部屋のリフォームのための道具を運ぶことも考えられる。

ブルーシートの必要性

ところで、これは何もEV BOSCOに限ったことではなく一般的なことであるが、荷台に荷物を積んで運ぶ際は、荷物の落下に気をつけなくてはならない。それで荷台に、いわゆるブルーシートを被せたいと思った。
もう一つ言うと、EV は動力が電気である以上、電気系統に水は厳禁である。多少は荷台が濡れたところで問題はないと思うが、どこから水が伝ってゆくか、万が一に備えておきたい。そういう意味でもブルーシートを荷台に被せるのは理にかなっている。
更に言えば、ブルーシートはレジャーシートの代わりに使うこともできるし、場合によっては担架の代わりにして人を運ぶこともできるし、そんなに大袈裟なことでなくてもちょっとした目隠しに使うこともできる。そういう使い勝手の良い道具なので、荷台に一枚積んでおくのは悪くないだろう。

いざホームセンターに

そんなワケで、試乗ではない私の初乗りは、近所のホームセンターとなった。軽自動車よりも小さいので、運転画下手な私でもバックで一発で駐車できる。

停めて車を降りると、駐車場の係員がやって来る。ひょっとしたら「ここに停めちゃダメ」なんて言われるかもしれない。そんなコトないけど、その可能性も1%くらいは頭の片隅に置いておく。
やって来た係員は、案の定「随分、珍しいのに乗ってますねぇ」と。これがEVであることと、まだ日本では15台くらいしか入ってきていないことと、普段使いされているピックアップ・モデルに関しては多分この1台くらいであることを話し、維持費が安いことも触れた。60代とおぼしき係員は維持費の安さに興味を持ったらしく、値段を訊いてきた。日本の軽自動車のEVと同じくらいだと答えておいた(最近の円安でどうなるか定かではない…ちなみに私のピックアップ・モデルは、追加でリザーブ・バッテリーを付けているほか、インチアップもしているので、登録費や陸送費用などの諸経費込みで160万円ほどとなっている)。

肝心のビニールシート

そんなやり取りの後、ホームセンターで買ったビニールシートは、これである。

一般的なビニールシートのサイズの中で最も小さいサイズを購入した。そもそもEV BOSCO の荷台は、一辺およそ1mである。そのため、これで十分であろう。ちなみに、写真はパッケージを開けた後で撮影したものであるが、パッケージに書かれている「#4000」というのはビニールシートの丈夫さの目安である。たまたま私の行ったホームセンターでは、#3000のブルーシートと#4000の銀シートが売られていた。
私は迷わず銀シートを選んだ。というのも、私の荷台にはスペアタイヤ3本が積まれているからである。今後ソーラーパネルを乗せることを考えると、ソーラーパネルの下はそれなりに暑くなる可能性がある。その暑さでスペアタイヤの品質が劣化しては危険である。

とりあえず被せて挟む

早速、このビニールシートを被せてみた。

銀シートの前側は、後部座席の隙間に挟み込んでいる。荷台の中で、銀シートの後部の上に、まだ取り付けていないフロアマットを筒状に丸めたものを載せて「重し」とした。

帰りは片側2車線ある青梅街道を、500mほど走ってみた。それも右車線を走ってみた。きちんと流れに乗って走れている。
で、信号待ちの時にふと荷台に目をやると、銀シートの前側が少しめくれ上がっていた。運転席から手を伸ばして銀シートを押し込んでおく…これはドアのない側車付軽二輪ならではの芸当である。
買うときに既にわかっていたことだが、このテのビニールシートは、ハトメと呼ばれる穴が90cmおきに空いているのが一般的である。1.8m四方の銀シートだと、穴の位置が微妙である。さて、どうやって銀シートを被せたものか…
EV BOSCO のピックアップ・モデルは、写真の通り、かわいい。オシャレである。ただ、一般的なトラックの荷台にあるようなフックが1個もついていない。ビールケースや米袋などを運ぶには問題ないかもしれないが、やはり、しっかり固定したビニールシートで覆っておきたい。更に、できることなら、しっかり覆いつつも、荷物の出し入れを簡単にできるようにしたいものである。

自転車用ゴムバンドで固定する

とりあえずハトメにゴムを通して後部座席に挟み込むことを考えてみた。適当な強度のあるゴムバンドが欲しかったので、100円ショップに行ってみた。

長さ80cmで伸縮率1.5倍の、自転車やキャリーカートに使う、フックのついたゴム紐を見つけた。
なお、一緒に買ったアルファベットのシールは、車体のデコレーション用にと思って買ってみた…なにしろEV BOSCO には、車体に「BOSCO」の文字すら入っていないのである。青い車体に金色で「EV BOSCO」と入れようという魂胆である。

当初、私が思い描いたのとは幾分、勝手が違うが、こんな具合に銀シートのハトメにゴム紐のフックを引っ掛けてみた。なお、座席の上にウネウネしている黒い物体は、運転席のシートベルトである。

反対側も同様に引っ掛けた。テンションは、そんなに強くない。もし春先に、たまたま着ていたダウンコートが暑苦しかったら、運転席側で挟み込んでおくのが良さそうなくらい、ゆるゆるである。

ちなみに荷台の後部は、2日目の現在、こんな感じである。

日本車なら標準装備であろう三角停止板すら、EV BOSCOにはついて来ない。あと、発煙筒も。まぁ、東南アジアの国で発煙筒とか三角停止板なんて、使われないのかもしれないなぁ。
ともかくそんなワケで、もし、現在お乗りの車を廃車にしてEV BOSCO に買い換えるなら、是非とも廃車となる車から三角停止板と発煙筒は乗せ替えておくことをオススメする。今回の私は買い換えではないので新たに調達することにした。

なお、今日は三角停止板と発煙筒と、「ドラレコ稼働中」のステッカーを買いに、近所のオートバックスまでEV BOSCO でやって来た(本当は「追い越し歓迎」とか「法定速度遵守車」みたいなステッカーも欲しかったが売られていなかった)。時速40km制限の五日市街道を走ったが、今のところ銀シートは全くバタつかない。

追記
時速60kmで青梅街道を走ったが、このときも銀シートはバタつくことなく、きちんと荷物を覆ってくれていた。
なお、この「時速60km」は、平坦なところで、アクセルにはまだ余裕がある状態だったことも付け加えておく。EV BOSCO のスピードメーターは80kmまで刻まれている。高速道路における側車付二輪の制限速度は80kmである。
思わず、そのまま首都高か関越あたりを一区間だけ走ってみたい気持ちに駆られたが、そこはブレーキをかけておく。

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