処方権と調剤権

 先日、書いた記事を投稿後に見てあまりにひどい文章だったため閲覧数が少ないことにいいことに削除いたしました。
どうもブロッコリーです。

 薬局あるあるだと思うのですが、患者さんやお客さんからしばしばこんなことを聞かれませんか?
『○○という薬を処方していただけないですか?』
『○○というお薬を調合してもらえませんか?』
前者は私は薬剤師ゆえ、処方権は持っていないので、「○○が欲しいのですね。処方箋はお持ちですか?」と伺います。処方箋があれば調剤、無ければ受診が基本です。後者はスルーです。

「処方と調合、調剤って一般の人だったら分からんもんね。どっちでも一緒でしょ。○○ちょうだい!って解釈で問題なし!」
心の中でそう思いながら日々業務しています。

 「○○ちょうだい!」をわざわざ「○○の処方をお願いします!」と誤変換する方は常識ある方で丁寧な人が多いように感じるのは私だけでしょうか。
「薬をもらう」ということに、あえて専門用語を一つ挙げるとすると、世間一般の認識では『処方>>>調剤=調合?』だと思います。なので決して間違いではないのですが、正確には
・病院では「処方してください」
・薬局では「調剤してください」
が正しいのです。

以前、近隣の病院から謎の問い合わせがありました。相手はDrでした。
「うちに○○が採用されていないので院外に出そうと思うのですが、処方していただけますか?」
・・・

《まとめ》
薬剤師が持っているのは『調剤権』
医師が持っているのは『処方権』
どういう権利なのかはググってね。


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