3月の読書会

3月2日『大江健三郎自選短篇』大江健三郎(3月3日命日)


3月の「作家の命日に読む」国内作家は昨年亡くなった大江。
大江の晩年の仕事の中で、大きな仕事だと私が思っている自選短篇を課題本に設定した。


大江の作品で最初に読むとしたら何がおすすめですか?

大江の作品を他の読書会で紹介したら必ず聞かれる。
私は間髪入れずこの作品集を挙げるようにし、実際に手に取った方が多い。
構成は初期短篇、中期短篇、後期短篇から著者が選び、加筆修訂している。
私の読書会では以下の作品を中心に感想を話し合い、他を読むのは任意にした。
興味はあっても全作品(23篇)を読むにはハードルが高いと思う人に参加しやすくしたかったからだ。

初期短篇 「人間の羊」、「飼育」
中期短篇 「新しい人よ眼ざめよ」その1〜3

3月16日『東京都同情塔』九段理江


芥川賞受賞作品は毎年読んでいるが、去年の「ハンチバック」に続いて二作連続で受賞作を急遽課題本として扱うことになった。
私自身著者の過去作品に興味あるも読んでおらず、今作も読もうと後回しにしていたところの受賞。
急いで文藝春秋3月号を読み、開催を決めた。

3月23日『若きウェルテルの悩み』ゲーテ(3月22日命日)


3月の「作家の命日に読む」海外作家はゲーテ。
ゲーテ作品では本作と「親和力」を読んだことがあり、本作を再読したいと思ったことと課題本にするにはどちらかというとこちらの方が読んでいる方が多いと予想した為。


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