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高齢者の運転免許

75歳以上の運転免許に、免許取得時と同様の実技試験を科すべきだと思う。合格ありきの一時的な講習で安全性を測ることはできない。タクシーや交通機関の無料券など、免許返納者への優遇処置も大切ではないか。

講習料も安すぎると思う。5000円〜10000円程度では、試験者の手間とコストがかさむばかり...ある程度の試験料を取り、合格者が事故を起こした場合のペナルティも付けて、試験者のプロ意識を高めるのはどうだろう。

この問題が出ると必ず挙げられる「免許が無ければ生活できない地域」だが、そんな地域だから、危険運転をして死者が出ても良いのか?...いつも論点が福祉に変わってしまう。いや、むしろ交通の便の良い地域で、便利さを手放せず、経験という見えないプライドで運転する高齢者が多いのではないか。車は便利な乗物ではなく、危険と責任が伴うと現実的に理解しているのか、運転を続ける高齢者に問いたい。

「自分は大丈夫、運転には自信がある」と言う。事故を故意に起こす人は誰もいない。「こんなことになるとは思わなかった」のが事故であり、そして、その自覚ができないのが「老い」で「危険」なのだ。誰もがいつか直面する問題だからこそ、若い世代への反面教師になってはいけないと思う。落ちてきた運転技術に目を背け、言い訳をし、プライドを傷つけられたと怒るのが、経験を積んだ人格者なのか。80歳を超えて、40歳と変わらぬ判断力と運転技術は有り得ない。でも運転の土俵は年齢に関係ないのだ。

検討中と言う時間の中で、どんどん発生する悲惨な事故を止めるために、運転する高齢者も法律も、いますぐ対処すべきだと思う。

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