なすだ ちか

歌う。坊主女子。妻になり、母になりました。産休・育休後、また歌います。宇宙最高。

なすだ ちか

歌う。坊主女子。妻になり、母になりました。産休・育休後、また歌います。宇宙最高。

最近の記事

マスク越しのキス。

きょう(4月21日)は、妊婦健診だった。 いよいよ臨月。 臨月は、出産に臨む月、ということで『臨月』らしい。 いよいよすぎるなーーー。 妊婦健診のために病院に向かうと、真っ先に、付き添いがNGになったこと、付き添いのひとは院外で待たないといけなくなったことを伝えられた。 この情勢なので仕方のないこと。 だけどすぐには心が追いつかず、時間を作って遠路はるばる来てくれた夫のこと、感染リスクを考慮して本当の本当に限られた時間しか会えていないこと、お子だってとーちゃんが来てく

    • どこまでいっても絶望しかないのなら、共に笑って絶望しよう。

      それを希望と呼べたらいいのに。 本日より、産休及び育休期間に入ります。 疫病の影響で、今年に入ってからは一度も決まっていたイベントへの出演が叶わなかったので、すでに産休期間のように思われていた方もいらしたかもしれないけれど。 お受けしたお仕事をすべて終えてからと決めていて、その最後のお仕事の日が、昨日でした。 すべてを思うように全うする事は叶わなかったけれど、それでも、じぶんの中できちんと区切りをつけたかったので、産休期間突入は『本日より』と表現しています。 それと

      • いつか、と願う夜がありました。

        人を信じられないというのは大きな欠陥だ。 小さな失敗が重なって生まれた大きな欠陥。 この世界で生きる上で他人は欠かせない存在であり他人と関わらずに生きるということは不可能であるのに、その他人を信じられないままに生きるというのは人生における大きな欠陥である。 人を嫌うことも人から嫌われることも極力避けねばならないのにそれは叶わない。 自らを信じれば他人をも信じられるなどという幻想が蔓延るせいで地球はうまく回らない。 そもそも信じるとは何だ。愛とは。 がらがらと崩れ

        • 爪先がよろこんでいた。

          いくつか先の駅までお散歩。 雨上がりのコンクリートとご挨拶。 意図せずできた待ち時間、モスバーガーを買って。 景色って、思い出って、いっしょに見るひとによって変わる。 あの楽しい思い出は、あの場所だったから、あの日だったから、ということよりも前に、あのひとといっしょだったから、かもしれない。 行き慣れた街も、きょうのわたしにとっては特別。 ため息だって、キラキラ輝いていた。 傷ついているほうが魅力的に見えたり、まっさらなほうが素敵だと思ったり。 いろんな日があ

        マスク越しのキス。

          愛を知らない。

          実家。 母のお仕事をお手伝い。 しながら、見逃していたアニメを垂れ流し。 ながら、愛しい寝息をBGMにする。 いろいろな感染リスクを最小限にするため、予定をキャンセルして、極力外出をせずに暮らしていて気が滅入りそうだけれど、これはこれで幸せだとも言える。 物理的にも精神的にも、じぶんの傍に愛する人が在るというのは、こんなにもありがたいことなのかと毎日強く思う。 もちろん、恋愛に限らず。 わたしが『ひとに、ご縁に、恵まれている』と思えるのは、わたしが幸せなのはわたしの

          愛を知らない。

          いのちの結びつき。

          妻になりました。 母になりました。 そして、名前が『ひえだちか』から『なすだちか』に変わりました。 これらのことを今年の元日にYouTubeチャンネル、ブログ、Twitterで発表し、昨日Instagramでも報告いたしましたが、こちらでも。 YouTube▶https://youtu.be/OQ_hF0In0Pw ブログ▶https://t.co/YkSmySsDCY?amp=1 Twitter▶https://twitter.com/nasudachika/sta

          いのちの結びつき。

          お誕生日。断髪式。

          先月10日。じぶんのお誕生日、当日。 ライブハウスclub MERCURYをお借りして、生誕イベント及び断髪式を執り行いました。 家族、演者様、推し様、スタッフ様、お客様…だいすきなひとたちにお祝いして頂いて、だいすきなひとたちに髪を刈って頂きました。 やっぱり、女性が髪を切るという行為は、神聖なものであるようで。 特にそのようなことを申し上げたりもしなかったんですが、断髪して下さる皆様も、心して刈って下さいました。 わたしは、その事が、本当に本当に嬉しかった。 本

          お誕生日。断髪式。

          生きる。

          きょうはお墓参りにいきました。 ご先祖さまにご挨拶。 わたし、もうすぐ、生まれてから30年になります。 たのしいことも、たいへんなことも、だいすきなひとも、そうでないじぶんも。 いろんなことを知って、いろんな夜を辿って、いろんな涙を味わいました。 あなた方の礎の上に生かせて頂いています。 きらいだったお線香のにおいを、よい香りだと感じるようになりました。 あたらしい命が誕生して、叔母になりました。 お母さんの手料理を、より一層おいしく感じるようになりました。 長く住

          わたしの悲しみはわたしのもの。だれにもあげない。

          じぶんのためだけの時間はありますか。 じぶんのためだけの日は、ありますか。 ひさしぶりに、じぶんのためだけに使える時間が、たくさんある日。 すきな時間に家を出て。 すきなひとと笑って。 あてもなく電車に乗って。 ひとりでクレープを食べて。 カラオケでたくさん歌って。 そういう、なんでもないけれど、なんでもあることを、時々やるのがすきです。 そういうことができるという事実がすきです。 以前はもっとそういうことをする時間があった、というか、じぶんで作り出していた

          わたしの悲しみはわたしのもの。だれにもあげない。

          いっそ不老不死なら諦めもつくのに。

          どうしても本屋さんに行きたい時がある。 昨日は、そういう日だった。 それも帰り道にある本屋さんじゃなく、帰り道とは反対側の本屋さんに行きたくて、わざわざ引き返してまで向かう。 こちらに顔を向ける本たちをさらさらと眺めなが歩いていると、しっかり目が合う本が。 こういう時はひとつの迷いもなくレジに向かえるので、清々しく買い物ができてよい。 あたらしい本を買った。 まだ読み切っていない、あたらしい本を持っている、というだけで心に一本、芯が通るような。 強い気持ちになる

          いっそ不老不死なら諦めもつくのに。

          かなしい時こそ、うたいたい。

          2017年12月。尊敬する人物から、 「やりたいことはないの?」 「やりたくてやれていないことがあるなら全部やればいい」 「ひえだにはもっといろんなことを知って経験して表現に活かしてほしいし、それを見たい」 という言葉を受け取った。 人生はこわい。挑戦はこわい。変化はこわい。 いろんなことに怯えながら生きてきた自分にとっては、人生で一番の課題を突きつけられた瞬間だった。 それでも、そうしたいと思えたのは、この先の人生で必要なピースだったから。 わたしがこの世で

          かなしい時こそ、うたいたい。