50才で認知症の検査をしよう
みなさんは、50才で認知症の検査をするときいて ビックリしましたか?
まだまだ仕事もバリバリやっていて、そんな暇なんてないという人も多いと思います。50才で認知症になる人はほとんどいないと思いますが、認知症になる前にどの程度認知症に近づいているかがわかる検査です。
(MCIスクリーニング検査)
今は、軽度認知障害(MCI)になるリスクまで血液検査でわかるのです。軽度認知障害(MCI)の前段階ですから主観的認知障害(SCI)の段階ですね。
1)周りの人が気付く前に検査をしよう
周りの人が気付く前に検査をすすめる理由を「富山県認知症高齢者実態調査」からの知見を紹介します。
「高齢者の物忘れ 本人の認識は家族より早く 家族が認識するころには認知機能は低下している 本人が認識した段階での早めの対応が 早期発見・早期対応につながる」と結論付けています。
特にわたしが見て欲しいのは、
物忘れに対する、(本人の認識)と(家族の認識)のずれと、
HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)の得点の関係です。
HDS-R得点が20点以下の場合認知症が疑われることから、家族に勧められる前に自分で行動に起こすことが重要になってきます。
2)自由になるお金があるうちに検査をする
わたしがお勧めするのは、『世界一受けたい授業』でも紹介された「リコード法」というアルツハイマー病を回復させるプログラムですが、検査は保険がきかないので結構お金がかかります。
1)で紹介した(MCIスクリーニング検査)は、2万程度
リコード法の詳細な検査は10万以上するはずです。
日本にも、リコード法認定医がいるのでその先生のところで検査するのがその後の対策する上でスムーズかと思います。
私が検査したクリニックを紹介しますが初めにかかった検査代金は13万円程度だったと記憶しています。(BRAIN CARE CLINIC)
ですから、まだ自分の収入があり、子供にお金がかからなくなった 50才くらいに一度検査することを強くおすすめします。
3)検査しなくても打てる対策はあるにはある。
私は48才で検査をして真剣に対策できたから改善したと思っているので検査した方が良いとは思います。それに、アルツハイマー病には、タイプがあり、タイプにより対策が違うからです。でも、検査できなくても、対策はけっこうできます。
しかも、いろいろな改善の中で、重要な位置を占めるのが「食事」「運動」「睡眠」など、生活の改善です。たしかに検査は大切ですが、まだ差し迫っていない場合、本を読んでできる対策をするということも大切です。
『アルツハイマー病 真実と終焉』を読んでもらえればいくらでも対策はあります。まずは、この本を読むことから始めてみてください。私にとっては、『アルツハイマー病 真実と終焉』は、アルツハイマー病回復プログラムのバイブルです。
デール・ブレデセン先生も本の中で下記のように書かれています。
『アルツハイマー病 真実と終焉』では、実際に改善している人の生活習慣も出ています。時々その章を見てやる気をもらっています。ApoE4を二つ持っている人も頑張っているんだと…、
最後に
40代、50代で孤独に対策をしている人は沢山いるのではないかと考えます。私自身もそんな一人です。みなさん頑張っていきましょう。