デイサービス調理の工夫「牛肉とトマトの炒め物」
私は小規模(利用者20名/1日くらい)デイサービスの調理をしています。
小規模施設のメニューは、レシピが送られてくる事が多いと思うのですが、???って言うレシピも割とある。
私なりの工夫を記録とシェアを兼ねてnoteに記します。
元レシピ
[牛肉とトマトの炒め物 ]
【 材料 】
・牛バラスライス 960g
・トマト 640g
・玉ねぎ 1280g
・冷凍いんげん 320g
調味料
・濃口醤油 160g
・本みりん 48g
・上白糖 9.6g
・焼肉のタレ 96g
付け合わせ
・サニーレタス 320g
【作り方】
なすはオーブンで火を通す。
人参は拍子木切りにして下茹でする。
材料を炒めて調味する。
なすは最後に加える。
サニーレタスを敷き、炒めた食品を盛り付け、串に切ったトマトを添える。
🤔なすも人参も材料に入って無い、ちょっと矛盾だらけの指示書❓❓❓なので、私なりの工夫が入る余地がいっぱいです。
私なりの工夫
[ 肉を柔らかくする ]
まず牛バラスライス肉ですが、普通に炒めるとゴムのように硬い全く美味しくない物が出来上がります。
しかし、長時間煮ることで柔らかくゼラチンかしてとろけるように美味しくなるので、
肉と玉ねぎ(半分)を2時間くらい煮ることをしました。
(とりあえずの味付けは、トマトピューレと焼肉のタレと水)
本当はもう少し煮込みたいのですが、当日の昼提供なので…、
[ 炒め物風に仕上げる ]
肉が柔らかくなった頃の煮汁は、仕上げの段階では、できるだけ少なくなるように調整する。
そこに、玉ねぎ(半分)、ナス、トマトの順にそれぞれ炒めて投入していく。(トマトは湯むきして少し大きめカット)
最後に、メニューの調味料にあった、醤油・砂糖を入れ調整した。
味が濃くなりすぎるから、量は少しにしました。
[ 味見 ]
少し筋は残っているけどだいぶ食べやすくなった。
最後に入れた砂糖で少し味がまろやかになったような気がする。
結果
みんな完食してくれた
利用者さんはみんな静かに食べるので、食べ残りがどのくらいかを確認するのがドキドキです。今日は、サラダの残りが少しあったけど、メインはみんな完食してくれていました。
刻みで提供する利用者さんや、いつも残しがちな利用者さんが残さず食べてくれると本当に嬉しい😆