ブルゴーニュ➀
随分日にちが経ってしまいました。
色々ありました!
ブルゴーニュに興味のある方、ワインが好きな方向け(特に3日目)ですが、オークションに出る何年もの!というような、そんなに深いないようでもありません。
たまたま旅行に行った時のことを書き留めたままになっており、途中で止めるのが嫌だったので、今更なものを承知での投稿です。
2022年5月の話!
去年(2021年)のこの時期フランスでは絶望的な外出禁止令が出ていたので、全国のフランスに住んでいる人々は全く旅行ができないどころか、外へも政府からの書類を印刷し、必要最低限の外出許可(学校、病院、食料品調達のための買い物)だけが許されていました。
なのでレストランにも行き、自由でとても楽しい旅行となりました。
Bourgogneブルゴーニュ、Beaunボーヌに行ってきました。
上のハートの石は私たちが泊まった家の玄関に置いてあった大きなハート。
大変気に入りました。うちにもこんなの置きたい!とすぐに思ってしまいました。
(ミニマリストではありませんが、ものを減らそうとしているのに物欲が出た)
ワインは好きですが、詳しくありません。そして最近ではお酒を飲むのを控えているのですが時と場合によって飲むようにしています。
ワインで知られるブルゴーニュは食べ物も美味しいガストロノミーの町です。
1日目
まず着いた日にワインも造られている療養施設 Hospices de Beaune(オスピス・ド・ボーヌ)に訪れました。
今ではお庭の奥に高齢者施設となっています。
この施療院は戦争の災禍と疫病に苦しむ人や、貧しい人々を救出するために、”貧しき者たちの宮殿”とされ、当時のブルゴーニュの首相 Nicol当時のブルゴーニュの首相 Nicolas Rolin(ニコラ・ロラン)と妻のGuigone De Salin(ギゴン・ド・サラン)が長い年月をかけて1443年に設立しました。
彼らの葡萄畑も寄付し、ワインを造り、その収益で施設を運用していました。
(こんなことを言ってはいけませんが…税金対策も!)
このような模様のtーシャツは勿論、エコバッグや、靴下などもたくさん販売されていました。
オスピスについて詳しくはこちら↓日本語です
これが貧しい人たち用ベッド。カーテンまでついてる!
少し裕福な人たち用には大きなクッション。
どちらも短!
昔は完全に寝ることは死者と同じポジションとされ、大きなクッションを背中に置きちょこっと横になる感じで寝ていたそうです。仰向けで大の字に寝ると悪魔に乗っ取られるなど、色々。
ヨーロッパの昔のベッドは短めで足先にフットボードとでも言うのか、先に板の付いているものをよく見かけます。
赤は古い歴史の中で使われた初めの鮮やかな色だったようです。
殉教者と犠牲者の象徴であり、血液との関連がありました。
イエス・キリストの流した血の色、キリスト教が関係しています。
イギリスもフランス(昔で、今は青!)の兵隊さんの制服も赤。
勇気、勢力を表す色でもあるようです。
また喜び、祝福の色でもあるようです。オペラハウスの赤も著名な客を歓迎するための色でした。
ロシアや中国から、アフリカの顔料など(赤土)までに使われ、世界中の歴史的象徴の色だったということが分かりました。
話を元に…
オスピスで個人的に興味を持ったのは病人に人匙のワインを薬として飲ませていたということです!さすがフランス。
その金素材でできたワインテイスティングの入れ物がなんともあじのあるものでした。
しかしワインの酸味で変色しないのかと気になりました。
17世紀からある金属製の小さな器で、醸造学でワインの色、香り、味を見るために使用されます。
この細工の凹凸で光の反射を倍増させ、テイスティングされるワインの色を分析するのです。
ボーンでは今でも使われているということで、マルシェでもたくさん売られていました。蚤の市好きな方は是非!
フランスの蚤の市は大きな町以外(パリとかリオンとか)は、たいてい生鮮食料品の一番大きなマルシェと一緒に出ています。
話をオスピスに戻して…
衛生管理は火で炙って使用していたようです。この写真ではよく分かりませんが、かなり大きな針だっと記憶しています。
ご夫妻は医療の勉強もかなりされたようで、勤勉な方でもいらしたのです。
炊事場もとてもよかったです。広すぎて写真はいまいちでした。
最後にフランドル絵画の最高傑作のうちの一つらしい、最後の審判の祭壇屏風画などが飾ってある部屋があります。撮影禁止でした。
(税金対策!ごめんなさい、でも本当の話)
列をなすほどの画らしいのですが、私にはファン・デル・ヴェイデンも何もわからず…宗教画はキリスト教を勉強してないのでわからないのです。
人もチラホラしかいなかったので、サラッと見れました。
ここまで目を通してくださりありがとうございました。
2日目に続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?