見出し画像

醜さを愛せ | リーガルハイ

年始にVIVANTを観て、堺雅人のコミカルな演技が観たくなった。そういう訳で、ドラマ「リーガルハイ」を観た。パロディてんこ盛りの、コメディ法廷ドラマ。

1期も2期も観たけれど、個人的には2期の方が好きだった。1期は、三木法律事務所からの刺客たちに途中で飽きてしまった。お気に入りのキャラクターは、服部さん。服部さんの料理がいつも美味しそう。美味しそうな料理は、作品をより魅力的にする。蘭丸の食べっぷりも、いつも可愛いかった。

でもやっぱり一番は、古美門と黛のコンビ。基本はコメディだけれど、ちょっとシリアスなシーンもあって、黛の成長を応援しながら観ていた。古美門の「真実はどうでも良いから、とにかく依頼人を無罪にする」という設定が、最初から最後までブレないところも良い。

2期の最終話。古美門の「醜さを愛せ」という台詞がジーンときた。人間って欲が深くて恥ずかしい生き物。特に法廷のような場所では、その醜い姿が曝け出される。醜さを正そうとするのではなく、受け入れたら良い。醜いからこそ人間って面白い。そんなことを考えさせられるドラマだった。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

最後までお読みいただき、ありがとうございました。