カルパス氏腺ドバドバ日記:03

03 カルパス プレーン/トップバリュ

画像1

味:-----(業務中) ★★★☆☆(帰宅後)
食感:-----(業務中)★★★★☆(帰宅後)
脂:-----(業務中)★★★★★(帰宅後)
汁気:-----(業務中)★★★☆☆(帰宅後)

筆者の住んでいる地域でも、とうとう緊急事態宣言が発令され
原則、在宅勤務となってしまった。

在宅ならば、堂々とカルパスを堪能することが出来る。

というわけで、緊急事態宣言が解除されるまでは
おうちでしか堪能できないカルパスを紹介していこうと思う。

ーーーーーーーー前説ーーーーーーーーーー
そもそも筆者は、カルパスは細い派である。

肉の味、食感を保ちながらも
駄菓子のような手軽さを持つからこそカルパスなのである。
太いと手軽さが一気になくなってしまう。
太さを誇っていいのは、ソーセージだけだ。

「でも俺、太い方が好きなんだよな。」

筆者の思想をぶっ壊すような言葉を、しれっと言い放った人がいた。
ドバ日01話でもチラッと登場した、カルパスをねだった上司だ。
上司は特別カルパスが好きなわけではないが、お酒が好きで
一人晩酌を嗜むようだった。

「いやいや、カルパスは細いからこそカルパスじゃないですか。
 太いとサラミと変わんないですって。」

筆者のささやかな反抗は、上司に響かず

「イオンのカルパスあるじゃん。あれ旨いから!」
そう言って、上司は颯爽と帰宅していった。

そこまで言うなら、食べてやろうではないか。
部下として、上司の助言を無下にはできないのもあるが
カルパス好きを公言しておきながら、知らないと言いたくなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー総評ーーーーーーーーーー

帰宅後、ベビーチーズと共に実食することにした。

まず、どう食べるのが正解なのか・・・
カルパスとまじまじと向き合うのは、26年の人生の中でも初めてだった。

このまま丸かじりするほど、ワイルドな性格でもないし
贅沢なことに、チーズもあるしお皿に盛りつけてみることにした。

カルパスは薄く、チーズは短冊状に切る。
それを白いお皿に盛りつけて、完成。
普段、お酒は全く飲まないが
こんなおつまみがあれば、少しくらい缶を開けようかと心が大きくなる。

いざ実食。

薄く切られたカルパス。
薄くなっても、存在感のある硬さ。噛むほど肉を感じる味の濃さ。
汁気と匂いはあまり無いため、チーズをつまんでフォロー。

そこに流し込む、ほろよい。(筆者の精いっぱいの飲酒である。)
くぁー!って叫び、またカルパスをつまんでのルーティンが始まる。

上司の言っていたことが分かった気がする。
このカルパスは、単体で食うのではない。
酒を進めさせるための、バイプレーヤーとしてのカルパスなのだ。

その夜は、はじめて自宅でほろよいを3本も開けたのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

後日、上司にカルパスの話をすると

「お前と話したから、カルパス食いたくなってさ~。
 ファミマ寄っちゃったよ。」
私のカルパス熱が伝わったのか。と何だか嬉しくなって
食い気味に後日談を聞こうとする。
「ファミマだったら、なとりのカルパス買いました?」

「いや、ファミチキ買って帰った。100円だったから。」

布教の道のりは長いな。と現実の厳しさを教えてくれる上司であった。