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神に近づく日 2022/04/13

今日は4コマを更新した。今回は、本日の4コマの作成秘話について語ろうと思う。

水曜の正午に更新しているこの4コマだが、火曜の夜中……深夜に描いている。深夜のパワーというのは力強く、私に無限の可能性を与えてくれるのだ。"ネタを出す"ということにかけては、深夜に行うのが最も効率的だ。

しかし今回は……特に難産だった。新規ファイルを作成してから何を描くのか決まらないままに2時間以上経過し、私は「ネタなんかなんもない。もうなーーーんにもない。私は空っぽ。無(む)。無の空間」となかば自暴自棄になっていた。

だが…………それは突然降りてきた。もうほとんど嫌になってベッドに横になった瞬間、みぞおちの当たりに謎の痛みが走り、跳び起きて天井の照明を見上げた瞬間、それが来た。閃光のようにメロンパンが脳内に浮かび、そしてその向こうに明るい雲が散った青空が見えたのだ。痛みは消え失せ、私はペンを取った。

たまに、ほんのたまにこういう"天啓が降りる"瞬間がある。こういった瞬間、私は………………神に近づくのだ。全能感を得る。自分のアイデアが100%素晴らしいものであると信じて疑わず、完全なる名作・比類なき天才・歴史に名を残す神の申し子…………そういう天にも昇る気持ちになるのだ。

これは……創作の楽しみのひとつだ。少なくとも私はそう考えている。自分の中に舞い降りたこのアイデアを実現させる作業が楽しくて仕方ないのだ。私は昨晩、最高の夜を過ごした。自分の中に眠る才能に震え、"伝説の始まり……"と呟いて目を瞑るのだ。




しかし、朝方になって自分が描いたものを見て、「………ナニコレ?」と思うのも創作の一部だ。


あーあ。ポケットピカチュウやりたい。


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