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1年間試行錯誤のハワイアンスコーン



私とハワイアンスコーンの出逢いは
3年前の京都.

河原町にあるカフェのお姉さんたちが口を揃えて

「ナカムラジェネラルストアのスコーン美味しいんだよ」
と言っていて気になっていたものの、
スコーンのボソボソがあんまし好きじゃない私は
積極的に時間を作って、行くことはなかった。

京都は2ヶ月という短い期間住んでいて
私は車の免許を取るために
一度は住んでみたい!と思っていた
京都へ転職した光の家へ
光が一緒にすごしたいからと
積極的に教習所を探してくれたので

転がり込んだ。


初雪が降った京都桂駅

川根本町へ移り住むことは決まっていて
いざ出る!となったら
聞いていた「ナカムラジェネラルストア」が
気になってしかたなくなり、
一度行ってみると…お昼過ぎで完売!


なんだと?!まだお昼なのに?!と
ますます、気になって、
引越し作業でホテル住まいだった時に
頑張って買いに行った。


なんだこりゃあ!
めっちゃ美味しい!
これがスコーンですか?!


と感動。
クリームチーズがたっぷりで
しっとりしてて
ブルーベリーも入ってて
表面はカリッとしてて…
そりゃあ、お昼には完売しますわな!
と納得したのだった。


cafe STIRを始めて、
どうしてもハワイアンスコーンを作ってみたくなった。
けれども、その当時どれだけ調べても
レシピは出てこない。

それもそのはず、私の食べた
ハワイアンスコーンは
ハワイにある
diamond head market &grillの門外不出レシピ。

ナカムラジェネラルストアの店主さんは
こちらで働いてた経験があるそうで
国内で食べられるのはここだけ……。


より一層、作りたい!!!!!!!!!




Open当初の私



そこからまず、ハワイに長く住んでいた
フラダンサーの友達に
13年ぶりくらいにメッセンジャーで連絡をとり、
中学生の時に知り合った
オーストラリア人のおじさんにもメッセージして
(怪しくないよ)


ハワイアンスコーンと言ってるのは
日本だけで、海外では
「blueberry cream cheese scone」
と呼ばれているものと同じなんじゃないか
ということを教えてもらって

YouTubeで調べると
英語のレシピ動画がいっぱい。
重さの表現も温度も違うし
わかんないいいいと
目がまわる私にフラダンサーの友達は
翻訳するから動画送って!と力を貸してくれ、

ひとまず、作ってみる.




んー、見た目はこれぽい!

たしかに、日本で出回ってるスコーンとは違うし
近い!こんな感じ!

でも、感動レベルではなくて.

何度も作っては試食を繰り返し、
お菓子の勉強をしてきたわけでもない私は、
「スコーンの大切なことは
冷たいバターをポロポロにする」
ということを知って
それを取り入れてみたり、

「カリッとするためには
表面に牛乳や卵をぬる」と知れば
すぐそれをやってみたり、

卵、牛乳、小麦粉…とにかく
比率を変えながら何度も試した。


最初のハワイアンスコーン…
とっても美味しくなさそう🤪🤪🤪🤪🤪笑


光にも試食してもらうと
「んー、ナカムラジェネラルストアはもっと…」
「確かナカムラジェネラルストアは…」
と返ってくる。

それに対して私は
「もうー!いいよ!😤😠
比較しないでこれで味わってよ!」
とイライラ怒ってたのを覚えている。
何度も何度も、
これじゃない!を繰り返して
嫌気がさして一時期、作るのもやめた。

後から聞くと
比較する方がわかりやすいと思ったんだって。
今となってはありがとう🌷笑



1年間試行錯誤して、
やっと完成した今のレシピ。

販売スタートした時点では
前述したナカムラジェネラルストアを含め、
ハワイアンスコーン取り扱い店は
調べた中でも3店舗しかなく、
4店舗目になった!と自負している。

 

県内各地から
これを買いに車を走らせ
山奥の川根本町へ来てくださる方も増えて
嬉しい限りです。
中には、町で専門店出さないか?と
声をかけられたことも🫣🫣
(分身できたらなぁと思った)

当初と今では
手順を少し変えたりして
よりよく、なっている。

本当に完全オリジナルのこのレシピは
私の成長の証であり、誇りでもある。

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