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#160 お彼岸におはぎを食べる / 季節を感じて楽しむ

秋のお彼岸の頃、おはぎを作る。
年に一度の手作りおはぎ。

春のお彼岸に作るのはぼたもちと呼ぶことを
ある程度の歳になるまで知らなかった。
大好きなおやつだが、
作ろうと思うのはなぜか秋だ。

以前はお店で売っているような俵型にしていたが、
ここ何年か小さなまんまるのボール型に丸めて作っている。

小さいサイズだと、少しだけ食べたい時はひとつ、
もう少し食べたい時は二つ、三つと
食べる量を調節できるのがいい。

いろんな味を作るので
小さく作って一回にいろいろな種類を食べられるのも楽しい。


今年は、餡でくるんだの、きな粉、青のりの3種類。

年によってはすった黒ごまをまぶす時もある。


若い頃はおはぎを作ろうなんて思わなかったが、
今はネットの普及でレシピには事欠かない。

「おはぎ」と検索すればレシピがたくさん出てきて、
動画レシピも充実している。
私は「おはぎはこのレシピ」という決まったものはなくて、
毎回検索して気になったもので作っている。

目に飛び込んできた
『【簡単】炊飯器で作るおはぎの2合レシピ』というタイトル
を開いた。

炊飯器でできるのは手間なく、ありがたい。

あんこは少し前の休日に炊いてあったので、
炊けたもち米を丸めてあんこで包むだけだ。


もち米2合を炊飯器で炊く
炊き上がったもち米を小さいボール型に丸める
そのボールをあんこで包んでできあがり。



次にきな粉と青のり味を作る。


こちらはもち米の中にあんこを入れて丸め、
外側にきな粉と青のりをまぶす

外側に衣をまぶすので、少々あんこが見えていても大丈夫。
気にせずくるくる丸めていく。


きな粉と青のりを入れたお皿をそれぞれ用意して、
おだんごを投入してコロコロ

青のりの袋を開けたとたんに
ふわっと海苔のいい香りが鼻をくすぐる。

体にいいし、おいしいし、香りもいいし彩りも良くて、
まぶしながら、良きことばかりの青のりをこんなに食べられるものは
ないのではと思う。


きな粉だって体の良さには負けていない。

我が家の砂糖は白砂糖でなくてんさい糖を使っているので
砂糖のとりすぎという面では
白砂糖を使っていた頃ほど気にしていない。
てんさい糖使用歴24年ほどになる。

きな粉も黒砂糖を混ぜて作っていて、
これが我が家のきな粉の味だ。



3種類のおはぎができあがったら、さっそくおやつの時間。


緑茶を入れて、オーソドックスなあん衣のおはぎからいただきます!

ゴクリとのどを鳴らして箸でおはぎをそっと割り、
挟んで口へ。
ああ美味しい。
緑茶をすすって、また一口。

炊飯器でこれだけできたら上等ではないだろうか。

もち米100%のおはぎはモチモチで
あんこは自分好みの甘さに炊いているのでちょうどいい。

簡単で美味しいレシピを提供してくださっている方々に
頭が下がる。



残りは、お正月とお彼岸くらいしか登場しない
大きなわっぱのお弁当箱に詰めておく。



おはぎを作り始めたきっかけは、
息子が小さい頃、お彼岸におはぎをいただくという
日本の伝統行事的なものを味わわせたい、
私もそういうのを楽しんでみたいということだったと思う。

またその頃、息子の友だちのおばあちゃんが
よくおぜんざいやおはぎを作ってふるまってくれた。
それがとてつもなく美味しくて、
美味しいと伝えたらたくさん届けてくれたこともある。

家でこんなのが作れるんだなあと
一気にあんこやおはぎ作りを身近に感じた。


とは言え、子育てや仕事に忙しい時は
作る気力やよゆうがない時もあり、
少し手間のかかることはなかなか手が出なかった。

それが、できる年は作ってみようとなり、
ここ何年かはお彼岸のおはぎが定着してきた。


自然や食べ物で季節を感じることの楽しさ。

おはぎの美味しさは昔から伝えられてきた
日本の伝統の味。

あんこ、もち米、きな粉、青のり、ごま。

どれも素敵な食材だ。



⇩こちらは2年前のお彼岸のおはぎ。
きな粉、青のり、黒ごまで。



⇩こちらは去年のおはぎ


⇩こちらが参考にしたレシピサイト



🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)

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