見出し画像

悪質なネット誹謗中傷の開始から1年--被害を減らすために

カフェバグダッドと、友人の比呂啓さんに対する常軌を逸した悪質な誹謗中傷がツイッター(現)上で始まって1年になる。始まって数か月の経緯については、以下のnoteマガジンを参照してほしい。

人の名誉を傷つける、口汚い言葉の暴力の数々(マガジンで指摘していないものが、まだまだある)は、人間という生物の、最も悲しく、哀れな側面が表れていて、複雑な気持ちになる。今もネット空間に存在している、こうした中傷ツイートが放置されていることは、到底容認できない。書き込んだ方々には、即刻消去を改めて求めたい。

さる3月6日、埼玉県警が、競泳の瀬戸大也選手になりすまして、卑わいな画像を投稿した男を名誉棄損容疑などで逮捕した。瀬戸選手に対しては、プライバシーの暴露から始まり、誹謗中傷やうその情報がネット上で拡散された。

この事件を報じた読売新聞は「ネット上では、名前も顔も出さず、見えないところから突然人の心にナイフを突き立てるような行為があまりに多いのではないでしょうか。それを何とも思わない人がいるのは悲しい」という瀬戸さんに近しい関係者のコメントを伝えている。

まさにその通りだと思う。私自身も、匿名の中東研究者たちが、「カフェバグダッド」という名前を冠した、次々となりすましアカウントを作って発信するという被害を受けている。彼らはどういう心のもちようで、そうした行為をするのだろうか。ものごとの真理を探究するべきはずの学問研究者が、そうした行為に一年間も血道をあげているというのは、あきれるという言葉を通り越し、そら恐ろしいものを感じるのだ。まさに、人間の闇の深さだ。

瀬戸選手に対する名誉棄損行為に対し、警察が取り締まりを行ったことは、ネット社会にとってポジティブなことだと思う。こうした誹謗中傷や、それに便乗する風潮を少しでも変えるために、何ができるか、今後も考えて発信していきたい。前出のnoteマガジンには、「まとめサイト」の悪用への対処法など、実用的な処方箋も紹介している。参考にしていただければと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?