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カフェバグダッドと日本SNS発展史①--ブログ

カフェバグダッドがうぶ声をあげたのが2004年。来年は設立から20周年の節目の年になる。記念のイベントなども計画しているので、乞うご期待。

この2004年という年、インターネットの発展の歴史という観点からみると、ブログ(ウェブログ)の一般化という大きな変化の時期でもあった。実は、カフェバグダッド設立(2004年7月)の前年の夏に、私は、当時住んでいたカイロから、ブログを立ち上げていた。

今となっては、当時の記録がなく、どんな内容の文章をアップしていたのか、正確には分からない。でも、なんとなく、エジプトをはじめとしたカフェの話や、アラブ各地の旧市街のこととか、そんなことを書いていたと記憶している。

そんな時期を経て、日本に帰国した後の2004年6月、「doblog」というブログサイトで、本格的にカフェバグダッド・ブログを開始する。このブログのスタートが、その後のカフェバグダッド活動にも大きな影響を与えるものだったことは確かだ。

ここでは、これまで20年近くにわたるカフェバグダッドの活動を、ブログ・SNSの発展という大きな時代の流れの中でとらえてみたいと思う。

ブログの時代①

当初、それがどんなものか、よくわからないまま、暗中模索でブログを始めた。2000年から3年半、新聞記者としてエジプトに滞在して、周辺アラブ諸国にも行っていたので、そうした土地での思い出などをつづってみよう、という程度の考えだったと思う。

2004年6月のあるブログエントリー

たとえばこんな感じのものだ。残念ながら、一緒につけた写真がみあたらない。doblogが廃止された時、テキストはFC2というブログサービスにエクスポートすることができたのだが、写真はうまくいかなかった。

サウジアラビア・アルウラで食べたカブサ

おそらくだが、記事には、この写真が添付されていたと思われる。2001年5月に、出張でサウジアラビアに行った時、北部の町アルウラのホテルで撮った写真だ。こんな感じで、写真に短い説明文をつける、というスタイルで、ブログに文章を書いていった。

その数は、2004年6月は75本、7月は31本。その後ペースは落ちるが、最初の半年で191本の記事をアップしている。実質、初めてふれるブログという利器に、どんどんのめり込んでいったことが数字からもうかがえる。(続く)
*冒頭のサムネイル写真は、日本に帰国する直前の2004年3月、ヨルダンの首都アンマンのダウンタウンのカフェで

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