今でこそ私は似合う服の色や傾向が分かって買い物で失敗も減り、着ている服を褒めてもらえることが多くなっているが、以前長い間ファッション迷子になっていた時期もあった。自己診断で骨格ウェーブ・パーソナルカラーはサマーの私。それまで違うタイプの洋服を選んでいたことで時間もお金もだいぶ無駄に費やしてしまっていた。

子供の頃からファッションに興味があったのはお洒落が好きな母や伯母の影響から始まったと考える。あとは洋裁が得意な叔母がいて私にも度々洋服を縫ってくれていた。この頃は与えられた洋服を着ていただけに過ぎず、自分に何が似合うのか意識していなかったけど、ブラウスにふんわりとしたスカートが自分のなかでは一番しっくりくるという感覚はあった。小学校の卒業式では母が選んだかっちりしたブレザーとタータンチェックのプリーツスカートがなんだか全然似合わないと感じていた。ブレザーよりも丸襟のワンピースのほうが良かったな。母が好きな服は私の好みと違うなとこの頃から感じていた。母は私と違って（私の診断）骨格ストレート。自分が良いと思う服を自然と私に選んでいたのだと思う。

大学に毎日私服で通学するようになり自分で洋服を選ぶようになってから私のファッション迷子が始まった。流行の服を着てもいまいち似合っていないのは分かっていたのにじゃあ何を買えばいいんだろう？　と多分多くの人が感じる悩みに陥っていた。ジャケットが似合わないのは既に気づいていたけど、カジュアルな服装もなんだか野暮ったくなるなと感じていた。ジーンズにシャツやパーカーを着ただけでサマになる友人達がうらやましかった。

就職しファッションに費やせるお金も増えたけど、ファッションの迷いも同じく増えていった。

当時の友人で私と身長・体重がほぼ同じ、顔立ちもパッと見ると似てるねって言われる人がいた。彼女は今は廃刊になってしまったヴァンテーヌという雑誌に出てくるようなイタリア風の洗練されたパンツスタイルのファッションが好きらしく似合っていて、外見が同じような（と思っていた）私が同じような恰好をしてもなんだかしっくりこないのはどうして？　似合わない理由がわからずもやもやしていた。

このように一見同じような体型でもパーソナルカラーや骨格診断を当てはめるとこんなにも似合う服が違ってくるというサンプルを目の当たりにした。彼女は（私の診断だと）骨格ストレートでカラーはスプリング。私がしっくりくる服が逆に彼女にははまらなかったりで似合う服が私とほぼ真逆だと今でははっきりと腑に落ちた。

結局私は子供の頃からなんとなく似合うと感じていたフェミニンなブラウスにフレアースカートが今でも一番しっくりくる組み合わせ。大人かわいい服はウェーブの特権だと思うし骨格診断って生涯変わらなく使えるものかなと思える。色や素材に関しては若い頃と肌の質感も変わってくるのでその時の自分の顔に当ててしっくりくるものを選ぶのが良いかな？と思っている。　

今よく手に取るのは上品なイメージのほんの少しだけくすんだパステルカラーか白なら断然オフホワイト。やわらかい素材で形はなるべくシンプルなものを選ぶようにしている。スカートは今はあまり広がりすぎないシルエットのものを選んで、色は顔から離れているのでパーソナルカラーにこだわらずトップスに合いそうな色ならなんでもOKと決めている。トップスがオフホワイトならたいていの色が合うからショッキングピンクやモスグリーン、キャメルなど違う季節のカラーも時には選んでいます。ジャケットはノーカラーか丈が短めのものなら合うとわかり、苦手だったパンツも丈がやや短めならいけることがわかったし、今はファッションに関してはほぼ迷いがなくなった。似合うものがわかるとなぜだか少ない洋服でも満足できるようになっているので、他のことにお金を使えるし、貯金にも回せるしで骨格診断を知って本当に良かった❣

コンサバ好きだけど時には少し冒険してみたり、最近は洋裁も始めました。これからもずっとファッションを楽しんでいきます☺