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​食器選びのコツと見落としがちでとても重要なこと

食器(コーヒーカップやグラス各種お皿やシルバー類その他含む)について述べていきます。

まず食器に強いこだわりを持ち、そこにはお金をかけるべき、という店主の皆さんはそれはそれで否定はしません。

私が尊敬するとある喫茶店の店主もコーヒーカップやケーキのお皿に対しては「お客様が口に触れるものだから」という極めて崇高な理由により食器にお金をかけていることを聴けば否定出来るわけがありません。


また、軽井沢のとある大学の先生が趣味で営むお店は年商(日商じゃないですよ)が3万円くらいの中「先日4万円のロイヤルコペンハーゲンのカップをお客さんに割られてしまった」と笑っていましたが、笑いごとでいられるメンタルと経済的余裕のある人はもちろんそれも否定しません。


さらに、もしあなたがどこかカフェに行こうと思い、カフェを選定する際に「そのお店のカップが良いかどうか」が他の何よりも優先順位高いのであれば、そういう店主にはそういうお客さまが集まるのでそれで良いと思います。でもとにかく「長きに渡る営業」を目的とし、「オペレーションにも優れて」いる食器ということをあくまでも念頭に置き述べていきます。


まずはコーヒーカップをはじめとした食器各種ですが、「同じ種類」のものを使いましょう。

たまにこれまた店主の趣味やお客様へのサービスの一環として「全て異なるカップがカウンター背後にある食器棚に整然と陳列してありお客様の好みに応える或いは店主が選定する」というお店がありますが、それがやりたくてしょうがない人はもちろんやればいいですが、大原則は同じ種類のカップで統一することです。


メニューの違いで変えるのはもちろん有りです。


珈琲文明を例に挙げますと・・・

□コーヒーカップ

□アイスコーヒー銅製(もどき(笑)コップ

□ホットカフェオレカップ

□アイスカフェオレカップ

□ホット紅茶カップ

□アイス紅茶グラス

□ソフトドリンクグラス

□スイーツ用皿

□カレーパン用皿

□かりんとう用皿

□よもぎ草餅用皿

□お水用グラス

と、メニュー数の少ない当店でさえも挙げるとこれくらいはあるものです。


必要数については上記「コーヒーカップ(つまりその店のメインとなるドリンクの器)」と「お水のグラス」は席数×1.5(理想は×2)、その次くらいによく出るメニュー(当店の場合スイーツのお皿)は席数と同数、その他は席数の半分ないしは3分の1程度でもよいと思います。


仮に食洗機が無くかつワンオペでやるという場合はこれら想定の倍くらいの数を用意しておいてもよいくらいですが、結局食器棚の場所もそれだけ支配することに加え、デシャップ(一時的に下げてきたものを置いておく場所)が山積みになる光景が多くなり傍から見て雑然として見える、ということなどもあるので、そういう意味でもやはり食洗機は導入してほしいです。


さて、これから述べる話は私が実際にお店をやり始めてから痛感した超真実味ある魂の叫び(笑)になりますのでぜひとも読んで、せめて皆さんには創業と同時に実際に取り入れていただきたいと思います。


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