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グラレコへの道 《タロット篇》 第10回 | 【聖杯の6】ノスタルジアについて

A:「聖杯の6」からのアドバイス

マイナーアルカナ「聖杯の6」が、与えてくれているアドバイスに関する過去のノートはコチラ ↓

B:「ノスタルジー」とは?

「聖杯(カップ)の6」のカードは、「ノスタルジー」を象徴する場合がありますが、具体的に「ノスタルジー」とはどのようなものなのでしょうか?

ノスタルジー(仏: nostalgie)
ノスタルジア(英: nostalgia)

まずは、定義を見てみると、

異郷から故郷を懐かしむこと。
郷愁(きょうしゅう)・望郷(ぼうきょう)
過ぎ去った時代を懐かしむこと。
懐古(かいこ)・追憶(ついおく)

つまり、

人が「現在いるところ」から、時間的に遡って
「過去の特定の時期」または「空間的に離れた場所」を想像し、
「その特定の時間や空間」を、「懐かしい」という感情で価値づけること。

この概念は、2つのギリシャ語(「nostos:帰郷」と「algos:心の痛み」)を基にした合成語であり、「故郷へ戻りたいと願うが、『二度と目にする事が叶わないかも知れない』という恐れを伴う心の痛み」を表します。

C:「ノスタルジー」と五感

「ノスタルジアの感情」は、人間の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)全てから得ることができますが、特に「嗅覚」は嗅細胞、嗅球を介して
「大脳辺縁系に接続」されているため、「記憶や感情を呼び起こしやすい」と言われています。

これは、フランスの文豪マルセル・プルーストの代表作『失われた時を求めて』の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸した時、その香りがきっかけとなって幼年時を思い出すという描写にちなみプルースト効果と呼ばれます。

また、季節の「夏」は、他の季節に比べ、草木の色や匂い、昆虫の鳴き声などの視覚、嗅覚、聴覚を刺激する現象が多い事から、「思い出が形成されやすい」ため、「ノスタルジアの感情」につながる事が多くなります。

「ノスタルジアの感情」は、ときに「前世の記憶」、「人類共通の記憶」
といった要素に結びつけられる事もあります。

D:その他のタロットカードのシンボル解読

タロットカードは、象徴言語として使用されるためにシンボルが多用されていますが、その奥深い意味を知れば、よりディープにタロットの世界を楽しむ事ができるようになります。

例えば、メジャーアルカナ、1番目のカード「The Magician:魔術師」の
シンボルを解読し、説明した過去のノートはコチラ になります。

E:その他のタロットからのインスピレーション

タロットカードには、閃きを触発してくれる力があります。タロットの
シンボル体系から、可能性の扉を開くヒントを読み取る事ができます。

例えば、メジャーアルカナの7番目のカード「The Chariot:戦車」が
与えてくれているメッセージに関する過去のノートはコチラ ↓

終わりに

今回のキーワード「ノスタルジア」に関する記事は以上となります。これからも「グラレコへの道 《タロット篇》」では『ウェイトスミス系タロット、トート系タロット、イーチンカード』関連の記事をTwitter、Instagram、YouTubeと並行して公開していこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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