ダンゲロスSS 至道流星vs架神恭介(架神恭介版)

(簡単な説明)

①競技者2名がお互いにキャラクターを作ってきます。

②キャラを発表したら1時間で「相手のキャラに勝つSS(ショートストーリー)」を書きます。

③観客の評価の高かったショートストーリーが勝ちます。

※今回掲載するものは架神恭介の書いたSSとなります。

(登場キャラ)

名前:別緒鈴また子(べっちょりん・またこ) by架神恭介

性別:♀

特殊能力:『シークレットコピー』

対象を己の女陰に押し付けることで、対象の形状を女陰に変えることができる。女陰化した対象は任意で元に戻せる。

設定:ナルシストでガチレズの女子高生。貝合せ大好き。姿見に映った自分の女陰と貝合せをしている最中に魔人となった。全人類をガチレズ化し世界を破滅させんとするカルト宗教組織「婦女おまた会」に属する暗殺者でもある。

相手を倒したい動機:「婦女おまた会」にとって都合の悪い<対戦相手>の始末を組織から命じられている。

名前:源 雷太(みなもと らいた) by至道流星

性別:男

特殊能力:『皇国の威光』

自分に対する批判や攻撃を、重大極まる国家反逆行為に転換して解釈する。

侠客として名を馳せ、畏怖の対象となっている源雷太は、自らのあらゆる行動・考えのすべてを、日本国家の安寧のためにささげてきた。一分一秒たりとも日本のために生きなかった瞬間はない。それがゆえ、一片の曇りもなく日本精神を体現すると考える自分への攻撃相手を、日本国家に仇なす相手だと認定する。

国家反逆視された相手は、売国奴として国中に名を馳せ社会的に破滅させられたり、ひっそりと山奥で亡くなっていたりする。しかも本人ばかりか、血のつながりが確認できるすべての者に災いが及ぶ。

源雷太がどのような力で相手を貶めているかは側近以外に直接把握している者はいないが、あらゆる手段(暴力や法やマスメディア)を用いて相手の一族を粉々に打ち砕いているのは公然の秘密である。

そしてもし自分を殺すような魔人が現れた場合には、その者は必ず日本国家に大いなる厄災をもたらす元凶だと確信しており、源雷太に忠誠を誓う部下たちが、資金やメディアや権力を総動員してその元凶の一族郎党にトドメを刺せる万全の体制を整えている。

年齢:96歳

設定:身体能力は96歳そのものであり、力が強いわけでも、思念で人を殺せるわけでもない。90代も半ばとなればやや頭の回転が鈍り始めているものの、若かりし頃の街宣活動・軍事訓練で鍛えたよく通る声と軍人のような背筋は少しも衰えていない風に見える。

自らが培った鋼鉄の信念こそが魔人の証であり、自身の信条を片時も疑わずに実践し尽くしたからこそ、日本国50年間の政治経済界を裏で支える巨人にまでなった。時の総理や政治家や経済人たちも源雷太に逆らえば破滅あるのみと知り、その一声に屈服せぬ者はいない。

若いころは国士を気取るヤクザ者を連れまわし、壮年時代においてはありあまる資金力と政財界に繋がる人脈を武器に実質的に国家権力を掌握していた。必要とあらば事件を捏造することも、メディアを動かすことも、警察を動かすことも可能。

だが決して自らが独裁者になりたいがゆえの無法ではない。国を愛し、故郷を愛し、武士道を究極的に追及しているからこその、源雷太なりの正義なのである。もし自分が死が日本国にとって輝かしい未来に繋がるのであれば、源雷太は躊躇なく即座に自分を殺すであろう。

すべての権力者たちは源雷太を恐怖の代名詞のように扱うものの、その反面、畏敬と敬愛の念を抱いているのだった。

源雷太は人生において、敵と定めた相手との闘争で、ただの一度も敗れたことはない。なぜなら勝つまで攻撃をやめることがないからだ。

しかし繰り返すが、身体能力は並みの96歳である。だが魔人としての信念が、老いに蝕まれる源雷太を強烈に支え、今まさに消えゆく魂を燃やし尽くそうとしていた。

そして源雷太は最後に残された己の仕事として、自分亡きあとの日本の将来を憂い、禍根を断つため魔人掃討に乗り出した。

相手を倒したい動機:自分亡きあとの日本に災いをもたらす者がいるとすれば、それは自分に代わるほどの強固な意志を持つ魔人であり、その者はおそらく自分のように日本を愛していないことを源雷太は知っていた。なぜならそれほどの信念と力があり、国家に対する忠誠を誓う者がいたとしたら、すでに自分と接点がないはずがないからだ。

日本の頂点に君臨するほどの力を持つ魔人は、日本を愛さねばならない。愛せないのなら死んでもらうほかない。魔人の頂点ほどになれば国家を動かすほどの力を持つことになるのだから、もしその者が、国より金や地位など他のものを優先するとすれば、この国の将来はどうなるというのか。やはり魔人という種族には死に絶えてもらわなくてはならない、自分と共に。

その想いに一点の曇りもなくなった今、自分なきあとの日本国の将来を憂い、禍根を断つため魔人掃討に乗り出した。

今はただ、魔人を根絶やしにしなくてはならないという強烈な思念に駆り立てられている。まるで若かりしころに一気に頭角を現した原動力を取り戻したかのようだが、己の余命を悟った末の最後の戦いだけに鬼気迫るものがあった――。


 *


「貴様……どこの刺客じゃ。

ニャントロ国際親善協会か? それとも星の知恵派か?

もしくはーー」


(〝ターゲット〟は私の姿を見て、十指に余る程の秘密結社の名前を挙げた。いずれも世界を転覆せんと暗躍してきた、こちらの世界では有名な組織ばかりだ。そして、〝ターゲット〟の挙げた名前の中に私の所属する組織もあった)

(そう、〝婦女おまた会〟……。ガチレズの素晴らしさを世界に広め、世界人類婦女子を全てガチレズ化することにより、この世界に無上の美と麗しき滅びをもたらすための組織……。この世界で最も美しいもの……ガチレズ……われわれ人類はガチレズ行為の美の中で滅びるべき運命なのだ……)

「源雷太……。残念ながら、私は刺客ではない」

「…………」

(標的が訝しげに目を細めて、床の間に飾られていた日本刀に手を伸ばした。……当然だ。私は標的の屋敷の数々のセキュリティを突破してここまで来た。警戒すべき胡乱な存在と見做されて当然であろう。それに実際、私は組織の暗殺者でもある……。だが、この男の生命を殺る訳にはいかなかった)

(私の組織……婦女おまた会が壊滅したのは一週間前の話だ)

(第一報は、源雷太とかいう老人が、国内の治安を乱す過激派魔人組織や魔人の一斉殲滅に乗り出したという話だった。国内の各秘密結社は直ちに刺客を送り込み、実に1ダースもの暗殺魔人が標的の下へ向かったという。私の属する婦女おまた会も刺客を派遣した。だが結果、どうなったかーー)

(直後、警察権力による徹底的弾圧が全国を吹き荒れ、メディアもスクラムを組んで後押しし、国民も一丸となって我々を炙り出したのだ。わずか一日で国内で暗躍する秘密結社はほぼ壊滅した。婦女おまた会の構成員もほとんどが殺害、逮捕、投獄された)

(一体、何が起こったのか。散り散りとなった我が組織は生き残った者たちだけで、あのXデーに発生した事案を分析し、一つの結論を導き出した。〝標的〟は一種の操作能力者である、と。自分に敵対するものに対し、国家を総動員させ壊滅させる力を持つのではないか、と)

(ならば、この〝標的〟を倒すことはおろか、敵対の意思を見せるだけでも危険だ。ゆえに、私は刺客としてこの場に潜り込むことはできなかった。私は〝標的〟を……命がけで懐柔せねばならない)

「シャッ!!」

(標的の手が刀を掴むや否や、鋭い抜き打ちが私を襲った。老体にしてはなかなかの抜刀術だが、所詮はロートル。この男の体術自体は怖くはない。私は唐竹割りに振り下ろされた刀に対し、ブリッジで対抗する。空気抵抗により私のスカートがめくれた)

(ぱんつは…………無論履いていない!)

「ハーッ! 真剣おまんこ取り!!」

「何ッ!」

(老人の眼差しが驚愕に見開かれた。私の女陰は相手の刀を受け止めただけでなく、その刃が触れるやいなや、刀身を女陰へと変化させたのだ。『シークレットコピー』ーー押し付けた対象を女陰へと変える私の魔人能力……)

「ハッ! ハッ! ハーッ!!」

(私はブリッジ態勢のまま前進し、刀の柄を女陰へと変え、さらには老人の両拳へと股間を押し付け女陰へと変えた! よし、これは性行為なので敵対行為ではない!)

「馬鹿な! 拳がまんこに!!」

(〝標的〟が狼狽する間に、私は老人のファスナーを素早く下ろし、中から萎れた一物を取り出した。素早く己の股間へと押し付ける! 『シークレットコピー』! 萎れた一物はたちまち女陰に!!)

(これで老人の両拳と一物は女陰となった! だが、問題はここからだ! 私は素早く部屋の中を飛び回り、椅子、壺、掛け軸、机、筆など、あらゆるものを女陰へと変えていった。老人の純和風私室には女陰が乱れ、まるで華が咲き誇るかのようだ)

(そして……ここからが本番だ。老人がこれを「敵対行為」と認識する前に……私にはせねばならないことがあった。私は己の両手足を順に、己の股間へと押し付けていく! 『シークレットコピー』!!)

(もはや私の両手足はすっかり女陰! さらに私は己の胸を股間へと押し付ける! 『シークレットコピー』! さらに軟体を利用し顔面をも己の股間へ!! 『シークレットコピー』!! もはや私はこれ全身が女陰!!)

(そうして老人の目の前で女陰の固まりと成り果てた私は、考えることをやめた。任務の成功を確信して……思考を……放棄し……)

「何だったんだ。これは……」

(私はあっけに取られていた。何がなんだか分からなかった。突然、ノーパンの女子高生が闖入してきたと思ったら、私の両拳と萎れた一物を女陰へと変えて、さらには部屋のあちこちをも女陰化して、さらには自分が女陰の塊となって沈黙したのだ。全く意味が分からない)

(ともかく、不審な侵入者には違いない……。私は助けを呼ぶべく室外へと出ようとドアノブに手をかけた。だが……!)

「ウッ……!」

(私は異様な快感を覚えて両拳と股間の女陰から潮を吹き出した!)

「ば、馬鹿な! これは……!!」

(私は驚愕に目を見開いた!! ドアノブが……ドアノブがおまんこになっている!!)

(ドアノブに触れた私の右拳も既に女陰だから……これは貝合せ! 先程の異様な快感はこれのせいか!! いや、問題はそれだけではない。ドアノブが女陰化しているので……ドアが開けない!! 閉じ込められた!)

(これは密室……! おまんこ密室!)

(私は慌てて部屋にあるものを見回した……助けを呼べるものは……電話……だめだ、おまんこだ。食料……だめだ、これもおまんこ……テレビも、ラジオも……何もない。敵すらもおまんこ……)

(私は必死に何かを求めて部屋の中を探し回った。とにかく……何か、何か女陰でないものはないのか……ない! 何もない!! 女陰しかない。どこに手を伸ばしても……貝合せ!! 怒りのままに闖入者の女を殴りつける。……それすらも貝合せ!)

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 二日後ーー。

 老人と連絡が取れなくなった警察当局が、部屋に押し入ると、中では老人が狂ったような叫び声を挙げながら、異様に変質した拳を、部屋中のあちらこちらに押し付けていたという。

それ以降、全国に吹き荒れていた弾圧は鳴りを潜めた。

老人の部屋にはいまもなお、正体不明の巨大な女陰が佇んでいるという。


<終>



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