動物が好き。
中でも犬が好き。
だから、犬に関わる仕事がしたい。

と、この仕事に関わる最初のきっかけは、だいたいこんな感じで始まる事が多いかと。

でも、現実はちょっと違う。
いや、だいぶ違うかも？

トレーナーと言う仕事、確かにイヌには関わりますが、イヌ以上に関わらなくちゃいけないのは、人間の方。
そう、そのイヌの飼い主さま、です。
ウチに、見習いとして来た人達の中にも、人と関わるのが苦手だから、イヌ相手の仕事がしたいと言って来る人がいます。
そう言う人には、最初から釘を刺す事にしてるんですよ。
そう言う考えの人には、この仕事は務まらないと思うよ、と。

イヌのトレーニングやしつけをするに当たって、当然の事ながら犬と言う生き物についての基礎知識（体の仕組み、行動心理学、トレーニングの基礎、等）を覚えるだけでも2年3年掛かると思うけども、それらを全て網羅しても、結果的に仕事を始めればトレーニングするイヌのバックには飼い主がいる訳で。
その飼い主さんと、ちゃんと話が出来なければまとまる仕事もまとまらない訳です。
いざ、トレーニングが始まったとして、飼い主さんが自分でイヌをコントロール出来る様に指導しなければ話にならない。
自分だけ出来てもね。

って事で、この仕事を目指すなら、若さより最低限の社会常識と、対人とのマナーは必須だと思った方が良いかな。
と、あくまでも個人的見解ですが。
まぁ、後はどんなに犬好きでも向き不向きはあると思いますし。
運動神経より反射神経に優れてる方が、いざと言う時に体が動くし。
目で見て→脳で考え→体を動かす
この動きが早ければ早いほど、イヌの動きに対応出来ますから。

とはいえ、、
好きこそものの上手なれ
って言葉もありますもんね。
努力は大事。

では、また。

#仕事について話そう