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シクロクロス 俺の楽しみ方

私の自転車ライフにシクロクロスが加わって5シーズンが経過した。自転車に乗るのが億劫になる冬がハイシーズンとなり、それ以外の黙っていても自転車に乗りたくなるので1年中自転車に乗っている。

シクロクロスに関しては、自分なりに上位を目指して走っている。しかし、素晴らしき自転車ライフの目標がシクロクロスの上位進出、上位カテゴリーへの昇格と言ったらそうでもない。レースに出ればひとつでも順位を上げるようにファイトするし、速く強いCXerはリスペクトの対象だ。ただ一番大事な目標は気の合う仲間と一緒にサイクリングするのに必要最低限のフィジカルとテクニックを維持すること、またはソロツーリングで余裕のあるスケジュールを組めるようになることだ。そこに至る楽しい体力測定のひとつがシクロクロスの成績なのかな。

こんな事を言っているとゆるふわ勢などとカテゴライズされるのかもしれないけど、私なりにシクロクロスカルチャーを愛している。自分のレース以外には声援を送り、写真や動画を撮り共有し、blogを書くこともそのひとつだ。そういった意味で自分ではよっぽどガチ勢だと思っている。

そう、私はガチでシクロクロスカルチャーを満喫している。

カテゴリー制度は同じ力量の相手と戦えるマッチング機能だ。トレーニングを積んで上位を目指すのが本筋だが、そこそこのトレーニングでそのカテゴリー内での戦いを楽しむ自由もあるよね。昔から運動神経は良い方で瞬発力に自信はあったが持久力となるとやや平凡な成績になってしまう私にとってシクロクロスはそんなに向いている競技ではない。オマケにアレルギー性の喘息とヘルニア、腰椎すべり症からくる坐骨神経痛に悩まされている。ただ、これまでも向き不向きでスポーツを選択したことは一度もなく、そのスポーツが楽しければOK。この身長で高校からバレーボールをはじめた事でもそう。"楽しい"のモノサシは自分の中にもいろいろあるけど、決して他人と比べて秀でていることではなく、自分の上達が実感できる方が尊い。

私がシクロクロスに貢献できるとしたら、楽しみ方はひとつじゃないよって伝えることなんかな。

シクロクロス以外で定期的に大会に参加しているのがマラソン。フルマラソンは東京で1度走っただけだがハーフの大会に関しては6シーズンくらい年間2〜4レースくらい参加している。残念ながらシクロクロスとシーズンが一緒なので減ってはきているけど。マラソンも記録には無頓着で仲間とワイワイ走る事が多い。いわゆるファンランナーだ。そんな愛好家がたくさんいるのがマラソンだと思う。

せっかく楽しいと始めたシクロクロスでも成績に一喜一憂してそれに振り回され嫌になってしまうのはもったいない。成績は絶対的な評価軸だしそれを目指すのは当たり前だと思うけどね。でもよく言ってますが、幸いにもほとんどのCXerはレースの成績で生活が左右されるような立場じゃないわけですよ。ちょっと走るのに疲れちゃったら、仲間に会いに顔出すだけだっていいしね。お気に入りのオートバイで来るとか、愛犬を連れて来るとかさ。

そんな訳で2019-2020シーズンはもうすぐスタートします。

Cross is coming

Photo by 岡元 恒治

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