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打ち込み(MIDI)の基本

DTMで音を打ち込む時に覚えておきたい4つの要素です。

過去の生徒さんで、折角かっこいい曲を作れる方でも、これらを意識して打ち込み出来ていない方がたまにいらっしゃいました。
クオリティアップのために、是非頭の片隅に入れておいてください。

□位置

音の鳴り始める開始位置です。

DTM(LogicProX)の場合
「1、1、1、0」
などと表記され、一番左から
「小節、拍、ディビジョン、ティック」となります。

「1、3、3、0」の場合、(ディビジョンが8分音符の場合)
1小節目、3拍目、8分音符3つめ、0ティック
の位置から音が鳴り始めることを指します。

鍵盤の弾けない方などは特にマウスで音を入れていく事が多いかと思いますが、そうやって作ったデータはどうしても開始位置が揃っていて、再生すると演奏が機械的になってしまいます。
生っぽさを出したい場合などは、あえて前後へズラして(±10ティックなど)ランダムにエディットすることで、人間的な演奏を再現したりします。

□高さ

「高さ」とは音程のことです。
ドレミファソラシドです。

DTM(LogicProX)の場合
低い音は「C-2」から、高い音は「G8」まで表示されています。
全部で10オクターブちょいですね。
真ん中は「C3」です。

楽器によって使用する音域が変わってきます。
本来の楽器では演奏できない音域で制作してしまうと、ウソっぽく聞こえてしまうので注意が必要です。
楽器の音域などはネットですぐに調べられるので、是非活用したいです。

□長さ

「長さ」とはどのくらい音を伸ばすかを指します。
4分音符や8分音符などと表記されるおたまじゃくしのアレです。

DTM(LogicProX)の場合
4分音符を960ティックとしています。   ※他のソフトでは480ティック

全音符        =3840ティック
2分音符      =1920ティック
4分音符      =960ティック
8分音符     =480ティック
16分音符    =240ティック

となります。

人間が楽器を演奏する場合、次の音ぴったりギリギリまで音が伸びている事は殆どないと思います。
ギターやピアノなど、一度指が離れて次の音へ移動するまでの微妙な隙間や休符などが必ず入ります。管楽器などはフレーズの合間にブレスも必要です。
ティックを細かく調整することで、それらを再現しリアリティを表現します。

□強さ

楽器や声などの音の大きさを指します。

DTM(LogicProX)の場合
ベロシティという名前がついています。
0~127までの間で表現します。

これも、一定のベロシティで打ち込んでしまうと機械的になってしまいます。
人間は一定の強さでずっと引き続ける事は出来ません。かならずランダムに微妙な強弱がつくはずです。
また、曲中でも構成に合わせて演奏が強くなったり優しく弾いたりする事もあります。
そこをベロシティで再現します。


□まとめ

最近の音源はランダムやヒューマナイズなどの項目が用意されている物もあり、ベタ打ちでも設定一つで生っぽくなるので大変便利ですが、
上記の4つを意識してエディットすると、さらにクオリティが上がるのではないでしょうか。


拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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